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〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム100〉メダカ

ようこそ朝大朝鮮自然ミュージアム、最後を飾るのは「ソンサリ」。朝鮮の淡水魚の中では最小サイズ。観賞用としても生物学の研究対象としても引っ張りだこの魚である。筆者もメダカの卵発生に関する研究をしており、…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム97〉コウライオヤニラミ

朝鮮名「コッチ」。前回のケツギョと同じくスズキ目の淡水魚で貪欲な肉食魚。眼が大きいうえにエラ蓋の先端部に眼のような斑点があるのが特徴。まるで親を睨んでいるように見えるからそのような名前になったのだろう…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム96〉ケツギョ

朝鮮名は「ソガリ」。通常30〜40センチ程度に育つそうなのだが、鴨緑江で50センチの大物が捕らえられた記録がある。口が大きく気性が荒い。標本でもわかるが全身のヒョウ柄模様が悪者っぽさを醸し出している。…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム95〉カムルチー

朝鮮語で「カムルチ」なのがそのまま和名に。英名「スネークヘッド」。大蛇のような面構えはいかにも強そうだ。日本では別名「雷魚」と呼ばれることも。一度噛み付いたら雷がなっても離さないという。日本に棲むカム…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム94〉チョウセンイチモンジタナゴ

朝鮮産タナゴの中では二番目に大きいそうだ。暑い夏の午後、大同江の岸辺でおじさんがタナゴを釣り上げるのを何度か目撃した。大同江にはタナゴが多く生息していそうだ。多くの魚類は腸が短いが本種は体長の5倍ほど…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム93〉カワヒラ

本種、朝鮮名「カンジュンチ」は銀白色のとても綺麗でどう猛な肉食魚。液浸標本は色彩に乏しいのが残念。博物館の標本は30センチ程度だが大きいもので1メートルにもなる。他にもメートル級の淡水魚が数種いる。彼…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム92〉コイ

淡水魚の中ではメジャーな存在ではなかろうか。雑食性で生活力が強い。世界各地で養殖され鑑賞されたり、食されているといっても過言ではない。確かではないが80年代、朝大の中庭にある噴水池に数匹の錦ゴイが悠々…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム91〉ハクレン

朝鮮名は「キニョモ(記念魚)」。体長に対し頭部が大きめだ。80センチ以上にも育つ。いかにも「大陸性の巨大魚」といったところ。ただしこちらは日本にも移入されておりよく知られている。体が大きい割にプランク…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム90〉トガリヒラウオ

前回の「ヒラウオ」と近縁で姿も同じジャンルだ。朝鮮名は「ルンオ」。「菱形」の体型からそのような名前になったのではないかと思っている。個人的な感情ではあるが、こちらはアジアを通り越して南米、アマゾンをイ…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム89〉ヒラウオ

当たり前だが日本で見られない魚が朝鮮にはたくさんいる。そのような魚を見るたび筆者は「大陸」を感じる。巨大なユーラシアとつながっているという事実を実感するのがこの魚である。体高が高く平たい。50センチに…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム88〉ムナイタカマツカ

前回に続いて名前が興味深い魚だ。筋肉ムキムキな感じのネーミングがだ実際はそうでもない。標本では胸部が少々たくましいかなと思える程度。頭から胸部、腹部まで鱗がない。川底を這い回り餌を捕らえる。朝鮮名がま…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム 87〉コンゴウハヤ

「金剛ハヤ」、朝鮮名「クムガンモチ」。朝鮮を代表するかのような高貴なネーミング。体長は7〜8センチとあまり大きくはない。動きは俊敏でなく臆病でもないので捕まえやすいとのこと。「堂々としている」といった…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム 86〉コウライアカザ

体長は10センチ程度。前回の「ギギ」類とは近縁で8本の口ヒゲが生えている。唇は太めで、横一文字の大きな口。とてもお茶目な顔だ。体表に鱗はなく粘液に覆われている。上流の澄んだ水を好み石についた水生昆虫な…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム 85〉イノシシギギ

「ギギ」という魚に馴染みのない方も多いだろう。ナマズ目に属する魚でヒゲもあるが、ナマズと違い口が若干下向きだ。ちょっとサメっぽい。朝鮮名「チョンオ」。本種は通常20〜30センチくらいなのだそうだが大き…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム 84〉ヤナギナマズ

朝鮮名「サンメギ」、直訳すると「山鯰」。「ナマズ」が池や沼、流れの緩やかな川に棲むのに対し本種は山間部の河川上流域に生息するいわゆる渓流魚である。見た目はナマズにそっくりだが、より細長くサイズも小さめ…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム 83〉カラドジョウ

見た目は普通の「ドジョウ」と似ており見分けるのは難しい。おそらく本種とは気づかれずに多くの「ドジョウ」とともに捕らえられ食べられてしまったことだろう。中国から朝鮮半島西海、南海に注ぐ河川の下流域に広く…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム 82〉ウナギ

最後に「蒲焼」を食べたのはいつだったか。価格が高騰し庶民には手を出しにくくなった感のある「ウナギ」。遠く太平洋で産卵するらしい。孵った稚魚は親とは似ても似つかぬ形をしている。最終的にシラスウナギとして…

〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム 81〉スナヤツメ

ヤツメウナギ科の一種。名称も姿も「ウナギ」っぽいが「ウナギ」の仲間ではない。非常に原始的な魚で顎がないのが特徴。吸盤の様な口で他の魚に吸い付き栄養を吸収するという。目の後ろに並んでいる七つの穴は鰓の穴…