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〈遥かなる高麗への旅・朝鮮史上初の統一国家 2〉太祖・王建/朝鮮の戦国、後三国時代を制す

高句麗を継承、渤海遺民を受容 918年6月15日、太祖王建は鉄原(江原道・38度線の南)弓裔の故宮・布政殿で王位に付き高句麗を継承する意味で国号を「高麗」とし、年号を「天授」と定めた。 新羅は29代武…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 7〉善竹橋

鄭夢周の高麗朝への忠節讃える 開城を訪れる人は多くの場合、開城市の中心部に位置する子男山からほど近い子男山ホテルで旅装を解くであろう。子男山は標高104mほどの山である。子男山という名は、開城のシンボ…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 6〉崧陽書院

鄭夢周ゆかりの遺跡 崧陽書院は、開城市の中心部に位置する子男山を背にして、南に位置する善竹洞に所在している。近くには、高麗末期の著名な学者であり政治家であった鄭夢周ゆかりの遺跡である表忠碑や善竹橋があ…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 5〉成均館

優れた建築技術残す歴史遺産 世界遺産に推薦された開城成均館とは何であろうか。どのような歴史的性格の建物であり、いつ、どのようにして建てられたのであろうか。 このような問いに従いながら、成均館を語り、そ…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 4〉王建陵と恭愍王陵

太祖の顕陵 高麗文化というとややもすれば、高麗磁器と八万大蔵経などの仏教経典のみを思い起こす。高麗文化は、決してこれにとどまらない。開城市の世界遺産を訪ねる時、高麗王朝陵墓の探訪は欠かせない。高麗王朝…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 3〉満月台と南大門

開城を訪れた人は、まず満月台に案内されるだろう。古都・開城の顔でありシンボル的存在であるばかりでなく、過ぎ去った華やかな歴史の追憶を鮮やかに示してくれる。空を突くようにそびえ立つ名峰・松嶽山のゆるやか…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 2〉開城城、都全体を防衛 敵を撃退

平壌が手本 壮大な羅城 開城の歴史遺産と言えば、すぐ思い出されるのは開城城の羅城である。開城を訪れて初めて羅城を見たときの感動は強烈である。名峰・松岳山に向かって山陵や丘陵上に連なる壮大な羅城の城壁の…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 1〉高麗の都、史上初の統一国家

現在、高麗の古都・開城市の歴史遺跡を世界遺産に登録するための運動が、昨年に続いてすすめられている。2004年7月、高句麗壁画古墳が世界遺産に登録されたのに続く、朝鮮における歴史遺跡を世界遺産に登録する…