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【読者プレゼント】現代朝鮮短編小説選1

任正爀編纂・発行 本書は「朝鮮新報」に掲載された現代朝鮮の短編小説(日本語訳)を収録したもの。 金秉勲の「道づれ」、石潤基の「幸福」など著名な作品4編。朝鮮大学校理工学部の任正爀教授が編纂・発行した。…

プログラミングを体験/中央青商会IT部会主催、児童を対象に

子どもたちにプログラミングを体験させる「コリアンキッズラボ」が9月28日、朝大のコンピュータ室で行われた。 ICT教育をツールとして、子どもたちが自ら考え、創り、伝える力を養うこと、民族教育のICT化…

レゴを活用した特別授業、東北朝鮮初中級学校

自由な発想、協力する楽しさ 東北朝鮮初中級学校(宮城県仙台市)で昨年からユニークな取り組みが行われている。レゴブロックを活用した特別授業。講師を務めるのは、朝鮮大学校理工学部助教の李成基さん(29)だ…

「光明星3」号の打ち上げと科学技術発展5カ年計画の意味/任正爀

金正日総書記の遺訓と科学者たちのチャレンジ 1日、朝鮮宇宙空間技術委員会スポークスマンは10∼22日の間に「光明星」3号2号機を打ち上げると発表した。その後、打ち上げ期間を延長するという新たな報道があ…

同胞社会の未来をつなごう(4)/理工学部

理工学部には理工学と電子情報工学科があり、基礎から応用までバランスのとれた自然科学教育を目指している。理工学部の特徴は高い基礎学力と実践能力を習得させるため、親切丁寧に教育を進めるところにある。 

〈朝大・朝鮮自然博物館 12〉両生類など・2011年は開館30周年

「生」を次代に伝える役目 本校で生物学を専攻する学生たちは毎週多様な実験を行う。以前卒業研究のためにマウスを十数匹飼育した。予備として飼育していたマウスは幸い(?)実験に使われずに筆者の研究室で愛玩動…

〈朝大・朝鮮自然博物館 11〉植物など・薬用植物、木材標本など多数

朝鮮の山河を彩る樹木と花 冒頭いつも本文と相関性がない個人的なことを書いており、申し訳ないと思いながらも、やはり個人的なことから始めたいと思う。 筆者は朝鮮大学校の教職員寮に住んでいる。ベランダからは…

〈朝大・朝鮮自然博物館 10〉昆虫・チョウ目中心に約300種

白頭山頂の優雅なコムラサキ 体調を崩してしばらく入院していたので、その間本をたくさん読んだ。病室で節足動物に関する研究書を読んでいるところを、主治医である若い女性の外科医に目撃された。 すると彼女は、…

〈朝大・朝鮮自然博物館 9〉大同江小動物・幼生~成体の成長記録標本

二枚貝、巻貝、甲殻類 前回、朝鮮自然博物館の「大同江魚類標本」にある魚の標本をいくつかピックアップして紹介した。その標本たちが朝鮮大学校に贈られてきたのはちょうど10年前。実はその1999年から3年間…

〈朝大・朝鮮自然博物館 8〉魚類・自慢の大同江魚類コレクション

上流から河口まで全種の展示 昨年の秋、祖国を訪問した。単独で行動したので、寂しさと気楽さのいり混じった数日を平壌で過ごした。ホテルのすぐ脇を流れている大同江辺りを夕方散歩した。 河川敷、鉄橋の下で釣り…

〈朝大・朝鮮自然博物館 7〉哺乳類・絶滅の危機にさらされる動物

朝鮮半島のネコ科動物全種展示 最近、ヒマラヤで幻の生物の足跡を発見したというニュースが世間を騒がせた。以前からその存在が噂されてきたが、未だ確たる証拠のない生物、「ビックフット」だ。いわゆる雪男である…

〈人物で見る朝鮮科学史 74〉実学の時代(5)

正確な朝鮮地図の製作、金正浩 3年に渡る連載も今回が最後となった。最後に登場するのは「大東輿地図」の製作者金正浩である。「大東輿地図」は近代以前のもっとも正確な朝鮮地図として知られ、全国を南北に22に…

〈人物で見る朝鮮科学史 73〉実学の時代(4)

モダンな城を築いた丁若鏞 現在、朝鮮半島には7つの世界遺産があるが、なかでも異彩を放つのは京畿道水原にある華城である。モダンな感じの独特な建築様式の城であるが、その設計・施工で大きな役割を果たした人、…

〈人物で見る朝鮮科学史 72〉実学の時代(3)

洪大容の「宇宙論」 朝鮮史でもっとも優れた科学者はいったい誰だろうか? 筆者は「籠水閣」という私設天文台を作り、実用応用問題を中心とした数学書「籌解需用」を著し、そして「気」の哲学によって宇宙と様々な…

〈人物で見る朝鮮科学史 71〉実学の時代(2)

西洋近代科学技術の伝来 実学形成の重要な要因の一つは西洋近代科学技術の伝来である。朝鮮に西洋に関する情報が本格的に伝え始められたのは朝鮮後期になってからのことで、17世紀初、実学の先駆者といわれる李 …

〈朝大・朝鮮自然博物館 6〉鳥類・臨津江渡る統一の象徴も

コウライウグイスなど91種130点 朝鮮大学校は御存じの通り東京都小平市に位置する。玉川上水が多摩地方東西に細く、長く樹木の営みを支えている脇に、わが大学はキャンパスを構えているのだ。休日ともなると、…

〈人物で見る朝鮮科学史 70〉実学の時代(1)

西洋知識の導入図った金堉など 朝鮮王朝時代の科学技術を鳥瞰した時、二つの大きな山がある。一つは前期の世宗時代の科学技術であり、もう一つは後期の「実学」である。 壬辰・丁酉倭乱とその後の清国の侵攻などに…

〈人物で見る朝鮮科学史 69〉壬辰倭乱とその副産物(4)

朝鮮侵略に反発した千利休 壬辰倭乱のことを日本では「焼き物戦争」と呼ぶことがある。というのは、この戦いに参加した大名たちがこぞって朝鮮の陶磁器を持ち帰ったばかりでなく、数多くの陶工たちを連行し領内に住…