公式アカウント

〈本の紹介〉安倍三代/青木理著

「なぜ、これほど空虚な男が宰相に」 「安倍三代を追うことは、現政権のありようと問題点を根本的に問い返すのと同時に、日本政治が現在の地平に至った歴史的な鳥瞰図を描くことにつながるとも考えている」 特定秘…

日本の歪んだ朝鮮観の根深さを憂う/金栄春

今年は1910年の「韓国併合」から107年になり、日本の敗戦による植民地支配統治の終焉から72年になるが、日本社会の朝鮮観は今はどういう状況にあるのだろうか? 日本人の朝鮮観については、これまで朝鮮史…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 38〉「上代文化の故郷」と感傷に浸る学者ら

「百済の扶余を見ずして日本文化を語るなかれ」 日帝時代に京城帝国大学予科教授だった近藤時司著書の「史話伝説~朝鮮名勝紀行」の序文には次のように書かれている。 「朝鮮半島は、わが国上代文化の母である。印…

欧州初、ドイツに少女像/水原市民と現地市民の協力で

「平和の碑」(少女像)が、国際女性デー109周年に際して8日(現地時間)、ドイツ・バイエルン州ヴィーゼント市のネパール・ヒマラヤパビリオン公園に建てられた。少女像はこれまで南や世界の各地に設置されてき…

東アジアをつなぐ人材が育つー山口初中の文芸発表会を観て/鍬野保雄(くわのやすお)

山口朝鮮初中級学校は県内唯一の在日コリアンの幼稚園と小学校と中学校を合わせた学校である。現在の在校生は38人。昨年創立60周年を迎えた。少人数学校だが皆、明るく礼儀正しい。 2月26日(日)には素晴ら…

〈ウーマン・ヒストリー 26〉女性医学教育の先駆者/吉貞姫

女性専門医の必要性を知る 吉貞姫はソウル楽園洞で一男二女の二番目の娘として生まれた。10代の初め父と死別し、祖父の手で育てられた。姉は早くに結婚し新式教育を受けられず、弟は幼くして亡くなったため祖父は…

黒田イズムを受け継ぐ記者たち/「新聞うずみ火」傲慢な権力、差別のシステムに怒りのペン

黒田清さんとの出会い 黒田清さんとの最初の出会いは、読売新聞を退社したばかりの頃だった。1988年の8月。気温は33度。その日、奈良の取材先から大阪の黒田さんの事務所に着いたのは、約束時間の直前だった…

〈声をつなぐ―共生へのまなざし〉脚本家・羽原大介さん

“だって好きなんだもん” 数々のヒット作を世に出してきた脚本家、羽原大介氏。92年のデビュー以降、映画「パッチギ!」「フラガール」は第29回、第30回日本アカデミー賞・優秀脚本賞を受賞し、一躍その名を…