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玉流館(オンリュグァン)

MAP D3-R1 / 平均予算 昼:~1,000円 夜:~3,000円

歴史のある玉流館、その建物も美しい

平壌と言えば平壌冷麺、平壌冷麺と言えば玉流館。観光ツアーに必ずと言っていいほど組み込まれている平壌冷麺の殿堂だ。1960年8月13日にオープンして以来、平壌冷麺の本家本元として市民や観光客に好評を博してきた。1日に提供される冷麺は6,500食にもなるという。オーソドックスな平壌冷麺と、お盆のような器に入って出てくるチェンバンクッスが人気だ。

オープン50周年を迎えた2010年には、リニューアルしてチョウザメやスッポンなどを食材にした専門レストランを増設し、こちらも人気だ。

名の由来は、昔から大同江の水が玉のように流れると言われていたことから、その畔に建つレストランということで玉流館。緑色の屋根が鮮やかな朝鮮式家屋のその建物も美しい。

平壌冷麺

本場の平壌冷麺。玉流館の冷麺はぜひ味わいたい

朝鮮国内には昔から、トウモロコシやジャガイモ、緑豆、小麦などを原料にした様々な種類の冷麺がある。「平壌冷麺」という名が生まれたのは14世紀前後で、現在の平安南道・北道、慈江道の一部地域でソバを原料に作ったものを「平壌冷麺」と呼んだのだという。コシのある麺と、辛味と酸味の程よく利いたスープの絶妙のバランスは、一度食べたら病みつきになること間違いなし。チェンバンクッスはソバ粉にデンプンが配合されており、純ソバ粉のものよりコシが強くなっている。