
〈西宮SEASIDE支部物語 6〉遊具が伝える再生への道のり/趙利寛
2025年02月10日 06:00
1995年2月。街には、まだ瓦礫があふれ、粉塵が舞っていた。 涙の朝青支部緊急常任委員会。「同胞たちに夢と希望を!」というスローガンが生まれた。 2週間後の2月20日。常任委員会が呼びかけた緊急集会に…

〈西宮SEASIDE支部物語 5〉震災30年、「伝統の始まり」をひもとく/趙利寛
2025年01月17日 06:00
2025年の幕が開けた。今年は巳年の総聯西宮支部委員長と女性同盟支部委員長が還暦を迎える、おめでたい年だ。そして年が明けるといつも思い出すこと。1995年1月17日。阪神・淡路大震災だ。 現支部委員長…

〈西宮SEASIDE支部物語 4〉新報と共に届けたまっすぐな想い/趙利寛
2024年11月29日 09:00
居酒屋に呼び出された3人の若者たちは、いつもの冗談が始まったと笑いながら話を聞いていた。「なあ、西宮でシンボ革命起こせへんか?」。 3人の若者たちは、今もそして次世代も西宮支部の中核を担ってくれるであ…

〈西宮SEASIDE支部物語 3〉渦巻く葛藤、新報拡大は「おれの仕事じゃない」/趙利寛
2024年11月01日 06:00
30年前の記憶が蘇る。1994年、朝⻘の専従イルクンとして活動していた頃、⽇中のほとんどは朝鮮新報との時間だった。朝、⻄宮⽀部に届く160部の束を結んでいる紐を解き、紙⾯を開く。掲載されている日本全国…

〈西宮SEASIDE支部物語 2〉台本なしの討論、聞きたかった「本音」/趙利寛
2024年10月09日 10:36
風薫る朝、屋上から見える明石海峡大橋の景色は格別だ。海の水面が優しくキラキラ輝いている。どれだけの神戸朝高生たちがこの景色を見てきただろう。6月8日、神戸朝高でゴルフコンペの「チャリティー金贈呈式」を…

〈西宮SEASIDE支部物語〉再起に向けた船出、そして今ここから/趙利寛
2024年09月04日 06:00
「西宮支部は終わった」― 人々は口々にそうつぶやいた。10 年前「アリランはんしん」(西宮支部が2004年に開設したデイサービス施設)の経営破綻と廃業は総聯兵庫・西宮支部に致命的な傷跡を残した。支部の…