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短編小説「伜は前線でたたかっている」15/李相鉉

年ごろにして自分の嫁ほどでもあろうか、引きずられていく女の後姿を眺めながら、爺さんは身震いをおさえることができなかった。彼は、こんどの任務をうまくやりとげることこそ、この獣どもにたいするしかえしである…

短編小説「伜は前線でたたかっている」14/李相鉉

爺さんは腹の中でフフンと笑った。彼にとっては何よりも、米を掘りだして運ぶ時間を少しの狂いもなく予定どおりにすすめることだけが頭に一杯であった。 「それはどうも…。で、さっきのお米の話は…?」

短編小説「伜は前線でたたかっている」13/李相鉉

「あのあほうが、もう二度と奴のいうことなんかとりあうな!」 許振風はもったいぶって咳ばらいをすると、あぐらをかいてふんぞりかえった。

短編小説「伜は前線でたたかっている」12/李相鉉

将校たちは、「扇岩」のところに工作員を派遣して、そこにのこっている自分たちの連れと交替してもらえないかと頼みながら、そのとき彼らの道案内をしてくれた老人にいたく感謝しているというのであった。甲徳はその…

短編小説「伜は前線でたたかっている」11/李相鉉

コプニは吐きだすようにそういうと、あたりを見回した。 ちょうど峠道を下りてくる萬基爺さんの姿をみとめたコプニは、水がめを頭にのせるとみんなの先に立った。

短編小説「伜は前線でたたかっている」10/李相鉉

つづけて彼は、自分のいまの立場をごく手短かに話した。やっと安心したのか、くだんの将校は、渭原方面にぬける道をこまごまとたずねはじめた。

短編小説「伜は前線でたたかっている」9/李相鉉

「わしは…」 「つべこべいわないで、さっさと行った!」

朝鮮人遺骨問題、厚労相が参院厚労委で答弁

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。※次回の配信は5月10日(水)となります。 朝鮮人遺骨問題、厚労相が参院厚労委で答弁 1945年8月、朝鮮人労働者とその家族ら約3,7…