
〈魅惑の朝鮮観光〉平壌ースポーツ施設①金日成競技場
2022年08月24日 08:00

短編小説「海州―下聖からの手紙」26/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳
2022年08月21日 09:00
(どうしたというのかしら?……。願書を出したので気がねして、宿舎に帰れなかったのかしら?) こう思いながらふと私は、かれの枕もとにある本に目をとめました。なんの気なしに一冊を手に取るとそれは大学ノート…

短編小説「海州―下聖からの手紙」25/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳
2022年08月19日 09:00
私はパクトンムにもう一つの受話器をあげました。 「はい、だれですか? ああ、チルソントンムですか。ええ来ましたよ……」 これを聞くと、胸に張りつめた何かが急にぷつんと音をたてて切れるようでした。 「え…

短編小説「海州―下聖からの手紙」24/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳
2022年08月17日 09:00
パクトンムは返事もせずに、 「ちょっと連隊指揮部に電話をかけてくれないか」と言うんです。 「え、電話? なにかあったの?」 「多分そこに行ったと思うんだ、確かめてみよう。安心して……」 「連隊指揮部で…

短編小説「海州―下聖からの手紙」23/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳
2022年08月15日 09:00
「チルソントンム、遠慮することないわ。トンムはすでにりっぱな働きをしたんだし……、後のことはみんなに任せて……、それに連隊指揮部でも心おきなく行くよう言ったそうじゃないの……」 「な、なんだって!………

〈魅惑の朝鮮観光〉平壌ー文化・芸術施設⑭万寿台創作社
2022年08月14日 08:00

短編小説「海州―下聖からの手紙」22/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳
2022年08月13日 09:00
そのうえ、この調子では工事が10日ないし半月は送れるというのでした。それでチルソントンムたちはこの数日、寝食を忘れあれこれ合理化と機械化案を考えたものの、これといった方法がないと言うのです。そう言われ…

短編小説「海州―下聖からの手紙」21/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳
2022年08月11日 09:00
とりとめのない考えが私の心を乱しました。 兄さん、かれが職場から大学に推薦されながら、それを放棄したことは書きましたよね? ところがその頃かれはふたたび進学推薦を受けたのです。工事の竣工予定が、来年の…