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短編小説「伜は前線でたたかっている」7/李相鉉

「爺さん、何をそう考えこんでいる!今日はひとつ、わしと一緒にめぼしい家を片っぱしから探してまわろう」 許振風は目を細めてそういうと、懐からアメリカ製の煙草をとりだした。彼はここらで自分の手なみのほどを…

短編小説「伜は前線でたたかっている」5/李相鉉

人びとの悲鳴が爺さんの胸を突き刺した。 彼はチゲをかついだまま、嫁と一緒に松の木に身をかくして下の方を見下ろした。「ちよんまげ」の息子が、一人の村民の胸ぐらをつかんで引っ立てていくところであった。 ―…

短編小説「伜は前線でたたかっている」4/李相鉉

しかしつぎの瞬間、彼は首をすくめてぶるっと身ぶるいした。 「今日は家で、ゆっくり休むんだな」

金沢武士団、プレーオフ進出ならず/B3・李洸勝所属

サッカー Jリーグ J2・第10節が16日に行われた。 梁勇基選手(MF)が所属するベガルタ仙台はファジアーノ岡山と対戦し、1-1で引き分けた。梁選手の出場はなかった。 J3・第7節が15~16日に行…

短編小説「伜は前線でたたかっている」3/李相鉉

アメリカ軍は、無我夢中で楚山まで進んできたものの、兵糧の輪送が思うようにいかず、まったく弱っているところであった。バーンズのところへは毎日のように、占領地の米を一粒のこらずかき集めて送れと上部からの火…

短編小説「伜は前線でたたかっている」2/李相鉉

爺さんは、庭いっぱいに射した朝日のまぶしさを避けて、幼い頃から見慣れてきたなつかしい村や山々を眺めていたが、目前に迫った死の影を感ずると、ひんやりとしたものを背すじにおぼえて思わず目をつぶった。

銀行窓口で提示拒否

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。 銀行窓口で特別永住者証明書の提示拒否 銀行窓口で預金口座を開設しようとした在日朝鮮人男性が、本人確認を求められた際、運転免許証を提示…

米国が国家安保室を盗聴/尹政権の低姿勢に非難

国家負担で制服と学用品/全国の新入生に 朝鮮では昨年につづき今年も、新学期を迎えた全国の小学校の新入生たちが、新しい制服と靴、「ソナム」ブランドのランドセルなどを揃えて入学式を迎えた(写真、朝鮮中央通…