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〈西宮SEASIDE支部物語 5〉震災30年、「伝統の始まり」をひもとく/趙利寛

2025年の幕が開けた。今年は巳年の総聯西宮支部委員長と女性同盟支部委員長が還暦を迎える、おめでたい年だ。そして年が明けるといつも思い出すこと。1995年1月17日。阪神・淡路大震災だ。 現支部委員長…

〈私のノート 太平洋から東海へ 2〉日帝崩壊80年目にきざむ「戦勝国」の記憶/乗松聡子

2025年は、敗戦により大日本帝国が崩壊して80周年の節目になります。日本では「終戦80年」としてさまざまな行事が行われるようです。 私は1980年代、高校のときにカナダに留学し、2年間、5大陸70カ…

同胞第一主義の新聞として

「驚いて飛び起きた」「総書記の胸の中にいる娘を見て、夢かと思った」。金正恩総書記が在日朝鮮学生少年芸術団と接見した報せが届いた3日朝、衝撃と感激が同胞の家々を席巻した

〈70年の自負、100年への自信➀〉学舎移転65周年を迎えた朝鮮大学校

朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆は朝大の教員、関係者が担当し…

〈読書エッセー〉晴講雨読・本とは何かを問う小説『華氏451度』/任正爀

本紙に『晴講雨読』を連載して3年以上が過ぎた。本来は晴れた日に畑を耕す「晴耕」であるが、筆者のおもな仕事は大学での「講義」なので、それをもじって晴講雨読という訳である。また、「読書エッセー」は編集者が…

年縞と年輪

年の瀬になると、不思議と神妙な心持ちで多端な一年を振り返ってみたりする ▼印象深い今年の出来事というと、三方五湖のひとつ、水月湖の畔に佇む福井県年縞博物館を見学する機会を得たことだ。湖底に積もった堆積…

〈朝大専門家の深読み経済14〉社会主義としてみる中国経済(上)/張景瑞

2005年に発足した在日本朝鮮社会科学者協会(社協)朝鮮大学校支部・経済経営研究部会は、十数年にわたって定期的に研究会を開いています。本欄では、研究会メンバーが報告した内容を中心に、日本経済や世界経済…

〈学美の世界 70〉「美」にこもる尊い「学び」/文真希

日常から湧き出る様々な疑問や発見、そして深い思い-。もし児童が即座に「正確で解りやすい言葉」に変換できなくとも、心の奥底に秘めた感性や思考を「私たち」が先入観なく読み取り、丁寧に紡いであげれば、「表現…