公式アカウント

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 74〉花田清輝

知的抵抗としての反語的精神 「集団は個人を圧迫するでもあろう。しかし、集団が、集団内部の矛盾を、一つ一つ解決していく過程において、はじめて個人の主体性は確立されていくのではなかろうか。いかにも個人は集…

一人のための成人式

各地で行われる新年会は二十歳の集いと同時開催されることが多い。成人を迎えた同胞青年たちは産み育て、立派な朝鮮人として育つよう朝鮮学校に送ってくれた両親に感謝を伝える。そのようすを新年に際して一堂に会し…

〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮現代史と叢書『不滅の歴史』(上)/任正爀

今年8月15日で祖国解放80周年となる。その日を朝鮮現代史の起点とする考えもあるが、朝鮮ではそのために金日成主席が革命活動を行った時期からとしている。そうすると、今年で朝鮮現代史はほぼ100年となる。…

〈70年の自負、100年への自信②〉朝鮮大学校の新学舎と講堂・図書館・寄宿舎の建設

朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆は朝大の教員、関係者が担当し…

観光ルネッサンスの到来

昨年末の朝鮮労働党中央委員会総会に関する報道は、一年を増幅した成果に満ちた変革と跳躍の年に転換させたと評した

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!54〉在日同胞の離婚手続きについて①

日本社会では「3組に1組が離婚している」などといわれて久しいですが、当センターにも離婚に関わる相談は少なからず寄せられています。日本国内で結婚している在日同胞同士の夫婦が離婚するときの手続きは、日本人…

〈時事エッセー・沈黙の声 55〉権力犯罪の冤罪を産む日本の刑事司法/浅野健一

「自白が無実を証明する」―― 今月10、11日にマレーシアとインドネシアを訪問した石破茂首相は、両国トップとの首脳会談で、「中国が覇権主義的な動きを強めていることを踏まえ、『自由で開かれたインド太平洋…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 73〉萩原朔太郎

植民地戦争経験の蓄積と「惨虐」 2024年は日清戦争から130年にあたる年だった。近代日本がはじめて経験したこの対外戦争は、発端は甲午農民戦争であり、その制圧を名目として朝鮮への本格的出兵をはたし、朝…