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〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮現代史と叢書『不滅の歴史』(下)/任正爀

『不滅の歴史』解放後編で強く印象に残っているのは、2001年に出版された『閲兵広場』である。金日成将軍とともに凱旋した金正淑、金策、金一、崔賢同志をはじめとする抗日革命闘士たちが新生独立国家建設のため…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!56〉フリーランスでセクハラなどの被害に遭ったら

近年、フリーランスで働く方が本当に増えました。フリーランスは、「時間や場所に縛られない自由な働き方」とのイメージが強いですが、その分、労働者であれば法律で当然に守られるという場面でも、同じような保護が…

〈学美の世界 72〉心の内のいろいろな形/河美香

一人の女の子と、同じ風貌の集団の「ロボット人間」。ロボット人間たちはよく見るとコピー印刷されたものである。コピーされた素材の風合いと、並びが心地よい反面、どこか不気味さも感じられる。そして、リモコンの…

〈ものがたりの中の女性たち87〉「母は千歳、僕は九百歳」―少年に化けた妖狐

あらすじ 徐敬德が開城で道教の講義中、にわかに夕立に降られたとき、身なりが良く、顔立ちが美しい15、6歳に見える少年が、雨を避けて走る姿を目にする。気になって少年を呼んで聞いてみると、家内に不幸があり…

肌で感じる変化

「5年間で平壌は変わった」、市民はそう口を揃える。現代的なニュータウン、最新科学技術が導入された経済、教育施設などの実体は、平壌の発展像を直観的に示してくれるが、変わったのは目に見えるものだけではない

〈70年の自負、100年への自信③〉朝鮮大学校認可獲得闘争

朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆は朝大の教員、関係者が担当し…

【寄稿】米黒人運動家が寄せる連帯/朝鮮人とアフリカ人、分かち合う抵抗の精神

1月下旬に米国平和代表団のメンバーとして都内の朝鮮学校などを訪れた黒人運動家ムサ・スプリンガーさん(30、文化人、ジャーナリスト)が本紙に寄稿文を寄せた。ムサさんは、在日朝鮮人運動と米国における黒人解…

〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮現代史と叢書『不滅の歴史』(中)/任正爀

『不滅の歴史』シリーズではないが、抗日革命闘士・柳京守同志を主人公とした小説に『青年前衛』全3部がある。1960年代に出版されたもので、著者はパルチザンの軍医官として知られた林春秋同志である。当時とし…

別冊・月刊『イオ』「18人が語る私とコリアン」を読む/朴日粉

思索と行動促す言葉の力 ジャーナリストにとっての必須条件とは何だろうか。随分前に読んだ本のなかにこう書いてあった。…とにかく現場に行く。人びとが生活する現場に出向いて、ゆっくり話を聞く。大きい耳と強い…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 74〉花田清輝

知的抵抗としての反語的精神 「集団は個人を圧迫するでもあろう。しかし、集団が、集団内部の矛盾を、一つ一つ解決していく過程において、はじめて個人の主体性は確立されていくのではなかろうか。いかにも個人は集…

〈時事エッセー・沈黙の声 56〉フジだけが問題ではない「芸能界と性暴力」/浅野健一

“閉鎖的”会見の主催は放送記者会だった 元タレントの中居正広氏の性加害疑惑で、フジテレビジョン(東京港区台場、以下フジとする)が被害に遭った社員を守らず、被害者との間で示談が成立したことから中居氏を出…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!55〉在日同胞の離婚手続きについて②

前回は朝鮮籍同士の離婚手続に関して解説しましたが、今回は韓国籍同士の離婚手続に関して解説します。 Q1 私(韓国籍)は、夫(韓国籍)と結婚して10年がたち、6歳になる子どももいますが、夫が子育てに非協…

一人のための成人式

各地で行われる新年会は二十歳の集いと同時開催されることが多い。成人を迎えた同胞青年たちは産み育て、立派な朝鮮人として育つよう朝鮮学校に送ってくれた両親に感謝を伝える。そのようすを新年に際して一堂に会し…

〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮現代史と叢書『不滅の歴史』(上)/任正爀

今年8月15日で祖国解放80周年となる。その日を朝鮮現代史の起点とする考えもあるが、朝鮮ではそのために金日成主席が革命活動を行った時期からとしている。そうすると、今年で朝鮮現代史はほぼ100年となる。…

〈70年の自負、100年への自信②〉朝鮮大学校の新学舎と講堂・図書館・寄宿舎の建設

朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆は朝大の教員、関係者が担当し…

観光ルネッサンスの到来

昨年末の朝鮮労働党中央委員会総会に関する報道は、一年を増幅した成果に満ちた変革と跳躍の年に転換させたと評した

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!54〉在日同胞の離婚手続きについて①

日本社会では「3組に1組が離婚している」などといわれて久しいですが、当センターにも離婚に関わる相談は少なからず寄せられています。日本国内で結婚している在日同胞同士の夫婦が離婚するときの手続きは、日本人…

〈時事エッセー・沈黙の声 55〉権力犯罪の冤罪を産む日本の刑事司法/浅野健一

「自白が無実を証明する」―― 今月10、11日にマレーシアとインドネシアを訪問した石破茂首相は、両国トップとの首脳会談で、「中国が覇権主義的な動きを強めていることを踏まえ、『自由で開かれたインド太平洋…