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〈読書エッセー〉晴講雨読・盛善吉監督と『栄光の墨塗り始末記』/任正爀

毎年8月15日が近づくと日本のマスコミは「終戦特集」を組むが、今年は戦後80年でもあり例年以上に多かった。しかし、加害者としての反省を促すものはほとんどなく、戦争の悲惨な体験と被害を強調するものばかり…

戦争省の復活

独立戦争を経て誕生した米国で、1789年に連邦政府の行政機関として設立された戦争省は、第2次世界大戦終結後に国防総省へ改称された。ところが現大統領はそれを再び戦争省と呼ぶ命令に署名した。

〈70年の自負、100年への自信⑩〉70年目を迎える朝鮮大学校のビジョン

自主・創造的な実践型の人材を 朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執…

朝鮮新報と私

朝鮮新報創刊80周年に際し、「朝鮮新報と私」のタイトルで文章を募集しており、本紙9月1日号から掲載されている。記事を読みながら、自分と新報との縁を振り返った。

〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮気象学史に関する二冊の研究書(下)/任正爀

朝鮮科学史の研究を始めた頃、古本屋で1958年に淡路書房新社から出版された『東洋人の科学と技術』という本を見つけ、すぐに購入した。というのも、朝鮮に関する5編の論考が含まれていたからである。とくに、そ…

地方に対する概念

朝大生や各地の朝高生らが祖国を訪問した際には、白頭山や金剛山、妙香山、元山、開城など地方への見学が行われるが、各地で急速な開発が進む現在は、その内容が

〈西宮SEASIDE支部物語 12〉西宮支部のみんなが大好きだ‼︎/趙利寛

2024年夏、「地方の小さな支部が世界を変える!」というスローガンと共に、私たちの「西宮SEASIDE支部物語」は始まった。必死で駆け抜けた1年。長年、休眠状態だった長寿会が再結成された。新しい分会長…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!62〉共に学び成長できる同胞社会に

私たちが住む現在の日本社会、そして同胞社会は、障害者が生きやすい社会でしょうか。障害者に対する差別と偏見はどれほど克服されているでしょうか。私たち一人ひとりも、無意識のうちに差別に加担していることはな…

行動なき首相

石破首相は、長生炭鉱水没事故犠牲者の遺骨収集調査に関して、現地視察の意向を示し「政府として何ができるかを検討したい」と国会答弁したことがある。8月に犠牲者の遺骨が発見され、9月に国会議員らが首相と厚生…

経済学界の重鎮が語る夢

朝鮮経済学界の重鎮による現状評価は、明快そのものだった。「党第8回大会以降、壮大な変革が起こり、国家経済全般が力強く前進している」 ▼声の主は、社会科学院経済研究所の

〈学美の世界 77〉他では見られない特徴/朴一南

第51回在日朝鮮学生美術展・島根展が、松江にある島根県立美術館で2月28日~3月3日に開催された。かつて島根県松江市に存在した、山陰地方唯一のウリハッキョ(朝鮮学校)である山陰初中が1999年に倉敷初…

明星のように

1983年に制作された朝鮮映画「明星(새별)」は、祖国解放戦争期に活躍した無名の英雄たちを描いた。主題歌の歌詞は詩人チェ・ロサ氏が1966年に、ある映画のために書いたものだ。

不可視化された声を

日本の過去清算を求める言説空間で常に置き去りにされる存在がある。朝鮮にいる被害者、遺族だ。日本の加害責任が果たされないまま80年が過ぎた今、その多くが他界したが、現在も朝鮮各地には日本の戦争犯罪の直接…

〈私のノート 太平洋から東海へ 5〉歴史の分岐点で問われる西側の選択/乗松聡子

8月15日は日本の「終戦記念日」です。この日の日本政府による「全国戦没者追悼式」での石破首相の挨拶には、首相としては13年ぶりに、戦争の「反省」という言葉が入りました。天皇も例年と同様「過去を顧み、深…

海外作戦部隊の戦功

かれらは異国の地で戦ったが、祖国の大地に防壁を築いた。帰国した朝鮮人民軍海外作戦部隊を祝賀する公演を見て「戦争を防ぐ力」について改めて考えた。

WIPO国家創作賞受賞作を読む/洪潤実

いかに愛し、生きるか―、恩師の生き様、実践の賜物 朝鮮初のWIPO(世界知的所有権機関)国家創作賞を受賞したチェ・リョン先生は、忘れられない恩師である。 出会いは「破格」だった。2019年、私が金日成…

〈70年の自負、100年への自信⑨〉朝鮮大学校の文化・芸術クラブはセミプロ集団、芸術の宝庫

朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆は朝大の教員、関係者が担当し…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!61〉成年後見制度について

年齢や疾病を理由として本人の判断能力が不十分になった場合に、本人を保護、支援することを目的として、家庭裁判所が成年後見人等を選任することがあります。たとえば、父親が認知症になったので父親(本人)に代わ…