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〈子ども美術館 2〉学美賞「新幹線」(クレヨン)

大阪福島朝鮮初級学校・初級部1年 金貞孝 景色がながれる。あっという間に過ぎていく。 長距離を短時間で移動する新幹線。 トンネルから光の中に移動する一瞬を鋭く切り取り、新幹線に乗った驚きが伝わる。 幼…

〈子ども美術館 1〉学美賞「目覚ましモンスター」(クレヨン、水彩)

東京朝鮮第4初中級学校・初級部1年 李 響 目覚まし時計の形より、その音に興味を持った。深い眠りに強引に進入してくる騒音。爆発的に鳴り響く音によって空間自体が振動しているように感じるのだろう。 激しい…

安重根が国の仇を討ったと聞いて(3首)/金澤榮

平安道の壮士が一人 両目をカッと見開き走り出で まるで仔羊でも潰すかの如く 痛快に 国の仇の息の根止めた   我 死なずに生き延びて この良き知らせ聞く事となり 咲きこぼれる菊の傍 歓びに気…

〈朝鮮の風物・その原風景 24〉連載を終えて

闊達で能動的な民衆像に魅了 数年前、外孫の誕生日のプレゼントに似顔絵のTシャツを贈ったことがある。孫の似顔絵とともにプリントした「D’ou venons-nous? Que Sommes-…

〈朝鮮の風物・その原風景 23〉機織り

貧しき女人の手仕事 朝鮮の代表的名節として知られる秋夕におこなわれる民俗遊戯のひとつに、キルサム(機織り)戯というのがある。 「三国史記」に、新羅では二人の王女率いる二手のチームが、定められた期間に織…

〈民族楽器のルーツをたどる・ウリナラの楽器 14〉素材や分類

朝鮮で生まれた「郷部」の楽器 昨年2月にスタートした本連載がいよいよ最終回を迎えることになった。1年半に及ぶ期間、愛読してくださった読者の方々に深く感謝する。 最終回では、民族楽器の素材や分類をまとめ…

〈朝鮮の風物・その原風景 22〉渡し場

ゆったり、支えあった頃 金弘道の「渡し舟」は、市場にむかう人々の姿を個性豊かに描いた風俗画だが、ここには狭い川舟に馬や牛、老若男女の庶民、両班がひしめき合って乗り込んだ光景がユーモラスに表現されている…

〈民族楽器のルーツをたどる・ウリナラの楽器 13〉法鼓(ポプコ)、雲板(ウンパン)、木魚(モゴ)、梵鐘(ポムジョン)

地、空、水の生き物を救う 仏教儀式に使われた楽器 今回は仏教音楽においてのウリナラの楽器に触れてみよう。 まずは朝鮮の音楽の根元とも言えるポムペ(梵唄)の話からはじめよう。「唄」という字は「唱」と同じ…

〈朝鮮の風物・その原風景 21〉アメ売り

庶民には高嶺の花 ひと昔まえ、大道の物売りのなかで目を引くものの一つにアメ売りがある。 アメを入れた浅底の木箱を紐でたすきがけにし、アメばさみのリズミカルな音にあわせて「アメ打令」をひとくさりうなって…

〈朝鮮の風物・その原風景 20〉サンナムル(山菜)採り

自然の恵みと「旬の味」 昨今、山菜採りはちょっとしたブームの観がある。ハイキングとセットにした各地の山菜採りツアーなどがなかなかの人気のようだ。 古来朝鮮民族は山菜(サンナムル)をこよなく好んで食した…