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〈学美の世界 17〉子どもの変化、成長を感じたい/李英心

児童・生徒たちの作品は、年を経るごとに、作者の素直な気持ちがよりいっそう強く伝わってくるように感じる。児童・生徒たちの素直で素朴な思いが込められた作品に触れると、頬が緩み、心打たれ、深く考えさせられた…

〈学美の世界 16〉対話の痕跡をたどる/河美香

下は初級部1年生から上は高校3年生まで、画面いっぱいに、時には大きくはみ出して作られた作品たちを前にすると、子どもたちの楽しいおしゃべりの声や、教師との応酬、自分自身との葛藤や、作品を作りながらの独り…

〈本の紹介〉映画でみる移民/難民/レイシズム /中村一成著

日本社会の現実をも射止める慧眼 戦争、虐殺、差別、貧困、格差、植民地主義といった現代世界が直面する不条理を告発する映画の評論集。毎日新聞記者時代から10年にわたって数多くの映画評を書いてきた著者が、月…

〈学美の世界 15〉創造―本当の豊かさへの探求/金潤実

学生美術展は子どもたちの自由で自主的な創造を促す。 「自由に」描く・造るとはどういうことか。自由とは「何でもあり」なのか。創作するうえでの自由とは、ものごとの枠組みを自ら組み立て選択すること、その選択…

ウリハッキョの魅力を誇示/第40回朝鮮大学校定期演奏会

第40回朝鮮大学校定期演奏会in大阪「ウリハッキョたちの交声曲(カンタータ)」が、12月20日、大阪・東大阪市文化創造館で行われた。総聯大阪府本部の夫永旭委員長、京都府本部の金尚一委員長、兵庫県本部の…

〈学美の世界 14〉時に颯爽と、時に深い追求を/文真希

子どもの絵を観ていると、私はその作者に試されているような感覚に陥ることがある。 作品には彼らの目線だからこそ見つかる発見と、新鮮な感動で描かれたリアリティーが多種多様に表現されており、私はたびたび「こ…

対話促す美術の力/第48回学美東京展・アーティストトーク

11月27日から今月1日まで延べ1600人が来場した第48回学美東京展。最終日に行われた東京中高美術部の生徒たちによるアーティストトークでは、生徒たちが作品に込めたコンセプトや制作秘話などについて直接…

第48回学美東京展/1600人で盛況

見ごたえある企画展示など約800点が並ぶ 第48回在日朝鮮学生美術展覧会(GAKUBI)・東京展が11月27日から1日まで、埼玉県浦和市の埼玉会館第1・2展示室で開催された。(主催=同実行委) 東京中…

神戸朝高の成希蘭さん快挙/全日本学生音コンで2位

神戸朝高吹奏楽部の成希蘭さん(3年)が11月28日に行われた第73回全日本学生音楽コンクール・フルート部門の全国大会(横浜みなとみらいホール)で2位に入賞した。同コンクールは学生コンクールの中で最も権…

〈学美の世界 13〉社会の傾向性に対する自立/康貞淑

多種多様な作品群は、表現とは何か、自由とは何かと問われた子どもたちが、紡ぎだした声である。大河に沿って流れることが自由なのか、はたまた流されまいと逆行することが自由なのか。 認知過程が表出される幼年期…