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〈学美の世界 20〉作品を物語として読み解く/金誠民

キツネは王子さまにこう言った。 「とても簡単なことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」(サン=テグジュペリ、「星の王子さま」より) それは学生美術展で…

〈若きアーティストたち 146〉カヤグム奏者/裵尚美さん

カヤグムで奏でる、ありのままの自分/伝統楽器とポップスの融合 朝鮮の伝統楽器であるカヤグムの深くやわらかな音色、透き通る伸びやかな歌声で全く新しいサウンドを紡ぎだす― カヤグム、ボーカル、パーカッショ…

〈学美の世界 19〉喜び、発見、感動、驚き、探求…/成明美

異国の地で長い足跡をたどってきた在日コリアン。 幾重もの艱難辛苦を乗り越えいつの時代もたくましく生きてきた在日コリアンの〝今〟を一番リアルに伝え感じさせてくれるのは学生美術展を彩る子どもたちの作品では…

〈学美の世界 18〉心をわしづかみにする作品たち/朴蓮淑

2015年度、学美審査会に16年ぶりに復帰しその日に受けた衝撃を今でもはっきり覚えている。作品が変貌していたのだ。活きいきとしカラフルで可愛らしく、ときにたくましく力強い作品、そしてこれは何を描いたの…

「創作活動に偉大な足跡を刻む」/画家の朴正文氏がバイヤーズ・ガイドジャパンにて3年連続受賞

朝鮮民主主義人民共和国功勲芸術家で画家の朴正文さん(文芸同中央委員、新極美術協会副会長・審査委員)の作品が、世界に向けた画廊と芸術家のための年鑑「バイヤーズ・ガイド2020」にて表彰され、21世紀国際…

視聴者も一緒に歌って踊る/福岡朝鮮歌舞団オンライン特別公演「돌파!・突破!」

福岡朝鮮歌舞団が主催するオンライン特別公演「돌파!・突破!」が6日午後に行われた。 新型コロナウイルスが猛威を振るう状況下、団員たちは初の試みとして公演をネット上で生配信した。 同歌舞団は当初、視聴者…

〈本の紹介〉檀一雄著「夕日と拳銃」を読む/卞宰洙

直木賞作家の日本浪漫派精神、抗日パルチザン闘争を浮き彫りに 1932年4月25日に金日成主席が抗日人民遊撃隊の創建を宣言してから今年で88周年を迎えた。いわば「米寿」である。抗日人民遊撃隊は34年3月…

〈本の紹介〉戦争とカニバリズム/佐々木辰夫著

「大東亜共栄圏」思想と日本軍人肉食事件 第二次世界大戦時の日本軍の残虐な戦争犯罪は、日本の敗戦後も起こった。本書ではフィリピン・ミンダナオ島における日本軍の人肉食(カニバリズム)事件の全貌について記さ…

“同胞たちを心に描き”/動画通じて力と希望を、各分野の取り組み

新型コロナウィルスの感染拡大によって同胞社会が困難に直面している中、同胞たちは互いを勇気づけようと様々な活動に乗り出している。代表的な例は、SNSなどを通じた動画の発信だ。各分野の取り組みを紹介する。…

〈本の紹介〉マスコミ・セクハラ白書/WiMN編著

女性記者たちの決意の告白 財務省幹部による、女性記者に対する「セクシュアルハラスメント事件」をきっかけに、2018年5月に発足した「WiMN(ウィメン、メディアで働く女性ネットワーク)」。さまざまなジ…