〈朝鮮民族の美 14〉青磁象嵌辰砂 雲鶴文合子(13世紀)
2012年01月27日 11:14
きれいな小物入れである。貴族の女性が装身具や指輪などを入れたのであろう。また、この合子自体が、女性の居間を飾る一つの宝石の役割を果たした。
〈歴史×状況×言葉 21〉川端康成/崔承喜に見た、反逆や憤怒、革命
2012年01月20日 12:21
昨年は崔承喜の生誕100周年で、朝鮮、日本各地でも行事や舞踊公演が相次いだ。これらにちなんで今回は崔承喜を絶賛した川端康成について書こうと思う。 崔承喜が東京にて第一回目の発表会を成功させた1934年…
〈朝鮮仏教と私たち 22〉禅の伝来(下)・九山禅門
2012年01月20日 12:19
新羅末期から高麗初期にかけて成立した禅宗の寺院を九山禅門という。
〈朝鮮仏教と私たち 21〉禅の伝来(中)・道義国師と曹溪宗
2012年01月16日 11:03
人間の主体性を強調 初めて朝鮮に禅を伝えたのは、善徳女王時代に唐で四祖・道信から法を習った法朗であるが、本格的に祖師禅である南宗禅を伝えた最初の人物は、道義国師(生没年未祥)である。朝鮮では道義国師以…
〈朝鮮仏教と私たち 20〉禅の伝来(上)・達磨と慧能
2011年11月28日 12:43
地方の豪族を中心に受容 仏教の流れの中で達磨大師に始まる中国の禅宗は朝鮮で大きく根づいた。
〈朝鮮民族の美 13〉青磁象嵌 蒲柳水禽文鉢(13世紀)
2011年11月25日 13:32
高麗時代には、これまで見てきたような壺や瓶、水注のほかに、食物を入れる鉢や盞(綬接)、油壺、合子(蓋のある小容器)などが大量に作られた。
〈朝鮮仏教と私たち 19〉後期新羅の名僧・義湘(下)
2011年11月14日 12:26
海東華厳宗の開祖 義湘(625~702)は海東華厳宗(「華厳経」を根本経典とする朝鮮の宗派)の開祖である。
〈朝鮮民族の美 12〉青磁象嵌 葡萄唐子文 瓢形水注(12~13世紀)
2011年11月11日 11:35
美しく優美な「ひさご形」の水差し(水指・爽穿切)である。胴体の全面に葡萄の蔓が張り巡らされ、大きな葡萄の房がなっており、葉は小さく描かれている。面白いのは、所々に少年(唐子)が蔓の上で遊んでいて、大小…
〈歴史×状況×言葉 20〉金史良(下)/虚妄の「光」求める「在日」知識人映し出し
2011年11月07日 11:01
佐藤春夫は「光の中に」について「私小説のうちに民族の悲痛な運命を存分に織り込んだ」とし、芥川賞候補になったことに「何やら非常に愉快で幸福に似たような気持でさえあった」と述べた。しかし金史良自身は、「母…
〈朝鮮仏教と私たち 18〉後期新羅の名僧・義湘(上)
2011年11月07日 10:57
1300年語り伝えられる浮石説話 元暁と別れた義湘はその後海路で唐に向かった(661年、37歳)。