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〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉詩人・盧天命

首の長き 悲しき鹿よ いつも物静かで 言葉さえない 香しい冠いただく 君は いとも高き族屬の 身なるらし   水面の影に 見入り 失いし伝説を 偲んでは 忘れがたき郷愁に 思いつのり 悲しき…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉動画作家・羅惠錫(下)

羅惠錫は絵画だけではなく、詩、小説、戯曲、随筆、評論、紀行文などバラエティに富んだジャンルに挑戦した作家でもあるが、ここでも「人間として生きたい」というアイデンティティははっきり表れている。 18歳の…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉動画作家・羅惠錫(上)

波乱に富む人生 羅惠錫は、著しく個性的な自分の世界を構築した「新女性」であった。 それは第一に、高羲東、金觀鎬、金瓉永に続いて日本で油絵を勉強し、ソウルで初めて個展(1921)を開催、「朝鮮美術展覧会…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉作家・姜敬愛(下)

矛盾のるつぼ 姜敬愛にとって間島はどんな所であったのだろうか? 当時日本で活躍していた作家、張赫宙にあてた彼女の手紙の一節を引用してみよう。 「先生、万難を排して一度満州においでください。ここには山と…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉作家・姜敬愛(上)

姜敬愛は、植民地時代の朝鮮を代表する女性作家である。当時、文人と呼ばれた女性のほとんどが裕福な家庭に生まれ、また日本留学をも経験したが、姜敬愛の場合はまったく違う。 貧しい農民の娘に生まれ、4歳の時、…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉明成王后閔氏

19世紀末、国内外の政治に深く関わり、ついには1895年、日本の手によって殺された明成王后は朝鮮史に登場する女性の中で最も知られた人物である。 これまで彼女に対する評価は、黄玹の「梅泉野録」などのよう…

「独島は朝鮮の神聖な領土」、許宗浩・朝鮮歴史学会会長

平壌26日発の朝鮮中央通信によると、許宗浩・朝鮮歴史学界会長(アカデミー会員・教授・博士)は朝鮮中央通信社記者と会見し、日本が不当にも領有を主張している独島について「朝鮮の不可分離の、誰も侵すことので…

〈独島問題とは何か -下-〉朝鮮侵略過程の領有

日本寄りの研究者、抜け落ちた視点 1905年という時期 「竹島」編入に当時の朝鮮政府は異議を唱えなかったという、日本政府や政府寄りの研究者は1人として当時の両国関係を詳しく析出しようとしない。山ほどの…

〈独島問題とは何か -上-〉サンフランシスコ条約口実に「領有」主張

「韓日条約」でも棚上げ 館長の問題提起 京畿道水原市在住の李鍾学氏(独島博物館前館長)は、今年の春、「1910年韓国強占資料集」を出して、寺内正毅総督の秘密報告「韓国併合始末」をはじめとする重要資料な…

ロシアで安重根を追悼する回覧文発見

独立運動家・安重根(アン・ジュングン、1879~1910年)が処刑された直後、ロシア沿海州地域の同胞たちが彼の追悼行事を通して、民族意識を高めようと回覧文を配った。去る10月、その回覧文が発見された。