
〈朝鮮歴史民俗の旅〉妓生(1)
2004年10月30日 00:00
妓生の本来の姿は特殊技能を持った女性である。鍼灸や歌舞の技能に優れ、必要に応じて社会に奉仕する技能集団であった。医療関係には尚房妓生・薬房妓生がおり、歌舞関係には声妓、歌妓、舞妓がいた。 技能をもって…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉両班(2)
2004年10月25日 00:00
官吏たちの退勤時間は酉時(午後5~7時)であった。帰途に部署の同僚たちで酒盛りを交わすのが日常的だった。地位の低い堂下官たちは酒幕を利用したが、高位の官僚たちは官舎か料亭を使用していた。 朝鮮王朝はこ…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉両班(1)
2004年10月16日 00:00
朝鮮王朝の時代は両班主導の時代であった。国の法律も制度も両班の利益を保障するものであった。もちろん最高主権者は国王であり、国王の批准、命令なくして国事は決められるものではない。しかし、朝鮮の国王は絶対…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉契(2)
2004年09月25日 00:00
契は目的に応じて成員の数、成員の属性、事業規模、運営方法などに違いがあるが、加入者の平等互恵の契約精神はいずれの契にも徹底している。親はいてもその人は集団のリーダとは違う。原則として全会員はまったく平…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉契(1)
2004年09月11日 00:00
農民はいつの時代も、米を作って国を支えながらも、生活苦を強いられていた。農民を苦しめたのは税金であり地代であった。税金は官吏がまきあげ、地代は地主が搾り取っていた。保護すべき政府は無能無策であったので…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉盗賊(2)
2004年08月28日 00:00
林巨正は聡明で腕っぷしも強く、人心掌握においては天才的な才能を持っていた。しかも、智略にたけ人情も厚く、白丁の世界にあっては親分と慕われていた。頼りがいのある人物だったので、数十人の白丁たちが義兄弟の…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉盗賊(1)
2004年08月21日 00:00
盗みをはたらく者を盗賊という。盗賊は世界どの国にも、いつの社会にもいるものだ。窃盗も強盗も、山賊も海賊もみな盗賊の部類に属する。 朝鮮に三大盗賊がいた。洪吉童、林巨正、張吉山の3人である。洪吉童は燕山…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉風水(2)
2004年07月31日 00:00
王朝の盛衰はとりわけ都や王宮の位置によるところが大きい。高麗でも朝鮮王朝の時代にもたびたび遷都論が持ち上がり、激しい政争が繰り返されていた。風水説は遷都論議に根拠を与え政争の具として利用されもした。 …

〈朝鮮歴史民俗の旅〉風水(1)
2004年07月24日 00:00
風水とは、大地に潜んでいる力が人々の営みの成否と禍福に大きな影響を及ぼすものと考え、その力を利用して生活に福をもたらそうとする信仰である。主に都城、寺刹、住居、墳墓などの築造にあたって、その地相を判断…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉弓述(2)
2004年07月10日 00:00
壬辰倭乱で活躍した李舜臣将軍も善射であった。彼が豊臣秀吉の大軍を南海で大破、撃沈するのには、もちろん亀甲船の威力を抜きにしては考えられないが、敵船を焼き払ったのは船から発せられた火箭(鏃に火の玉をつけ…