
〈朝鮮仏教と私たち 10〉伽耶の仏教
2011年08月22日 11:59
三国より早い伝来か 1世紀中葉、伽耶国(42~562、慶尚道金海・咸安・咸昌・高霊・星州・固城地方にあった六伽耶の連合体)が成立したが、その歴史はいまだ解明されていない。駕洛国が成立した時期、三国の仏…

〈朝鮮民族の美 6〉白磁鉄絵葡萄紋壺(国宝)
2011年08月19日 10:41
この堂々たる王者の如き大壺をご覧あれ。 口縁は均勢良く直立し、肩は丸く拡大して半円を描き、胴の中央にくると、やや痩せた下半部が上半部を支えるのだ。すなわち、わが国では大きな壺を作る時、ロクロで上半部と…

〈歴史×状況×言葉 17〉村上春樹(下)/自己愛的「物語」が表象する朝鮮人像
2011年08月08日 10:06
「俺はサハリンで終戦の前の年に生まれた。(ソ連軍の捕虜になった)俺の両親は労働者として送られてきた朝鮮人だったから、日本には戻してもらえなかった。日本政府は引き取りを拒否した。ひどい話だ。親切心っても…

〈朝鮮仏教と私たち 9〉新羅の仏教(3)
2011年08月08日 10:00
盛んな文殊信仰 圓光(555~638)は中国に留学した高僧で、国家の重要施策についてもしばしば王から諮問を受けるほどの指導的な地位についていた。

〈朝鮮仏教と私たち 8〉新羅の仏教(2)
2011年08月01日 10:57
国家の指導理念に 異次鈍の白い血が流れた後新羅では仏教信仰の自由が保障され、528年に法興王は殺生を禁ずる令を出した。新羅仏教は24代眞興王(540~576)の時代になり大きく発展した。仏教を公認した…

〈朝鮮民族の美 5〉白磁鉄画 虎文壺
2011年07月29日 10:20
前回で竜を紹介したため、それに続けて虎を紹介しなければならない。

〈朝鮮民族の美 4〉白磁鉄絵 雲竜文大壺
2011年07月22日 10:23
白磁に藍色の絵付けをする青華釉薬(酸化コバルト)は、別名を回回青といって、青華白磁が元代に景徳鎮で生産され始めた時は、中国はこれをイスラム圏から輸入しており、朝鮮で青華白磁を作るためには、顔料を中国か…

〈朝鮮仏教と私たち 7〉新羅の仏教(1)
2011年07月11日 09:57
異次鈍の殉教後、仏教の公認へ 新羅は古朝鮮の遺民たちが南下してつくった辰韓12小国の一つ斯盧国(慶州地方)をもとに成立した。朝鮮半島の東南端に位置して王権の確立と国家の統一が遅れ、新羅が高句麗・百済に…

〈歴史×状況×言葉 16〉村上春樹(中)/夢や理想めざす当事者意識は?
2011年07月04日 10:53
前回の記事((上)、6月1日付)が掲載されて数日後のタイミングで、6月9日、村上春樹氏はスペインのカタルーニャ国際賞を受賞した。授賞理由は「その作品が世界の文学界の規範となり、東洋と西洋の架け橋を築い…

〈朝鮮仏教と私たち 6〉百済の仏教(3)
2011年07月04日 10:49
造形の最高の美しさ 重厚な扶餘定林寺址五層石塔(国宝9号・高さ8.33メートル・忠南)と彌勒寺址石塔(国宝11号・高さ14.24メートル、全北益山)は、現存する百済の代表的な建築物であり、仏教建築が到…