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〈遺骨は叫ぶ 23〉北海道釧路・雄別炭鉱

特高警察が監視、骨折すると治療せず切断/待遇改善求めて集団的抵抗 北海道釧路市街から約40キロ離れた阿寒川支流の舌辛川(現在は釧路市に編入されたが以前は阿寒町)の上流に、豊かな産炭地があることは早くか…

〈朝大・朝鮮自然博物館 8〉魚類・自慢の大同江魚類コレクション

上流から河口まで全種の展示 昨年の秋、祖国を訪問した。単独で行動したので、寂しさと気楽さのいり混じった数日を平壌で過ごした。ホテルのすぐ脇を流れている大同江辺りを夕方散歩した。 河川敷、鉄橋の下で釣り…

〈遺骨は叫ぶ 22〉愛媛・住友鉱業別子鉱業所

転落や転倒、発破で1年余に51人が死亡/「半島人」と蔑み、空腹で自殺者も アジア太平洋戦争の時は、井華鉱業(住友鉱業)別子鉱業所(愛媛県新居郡角野町立山川・現新居浜市)は、日本でも最大規模の銅生産を誇…

〈朝大・朝鮮自然博物館 7〉哺乳類・絶滅の危機にさらされる動物

朝鮮半島のネコ科動物全種展示 最近、ヒマラヤで幻の生物の足跡を発見したというニュースが世間を騒がせた。以前からその存在が噂されてきたが、未だ確たる証拠のない生物、「ビックフット」だ。いわゆる雪男である…

〈遺骨は叫ぶ 21〉長生炭坑

炭坑事故最大の死者、今も海底に放置/日本人に1万円の弔慰金、朝鮮人は5円 長生炭鉱跡(山口県宇部市西岐波)に行ったのは晩秋だった。周防灘に面した長生海岸は暖かく、砂地にハマエンドウが紫の花を咲かせてい…

〈人物で見る朝鮮科学史 74〉実学の時代(5)

正確な朝鮮地図の製作、金正浩 3年に渡る連載も今回が最後となった。最後に登場するのは「大東輿地図」の製作者金正浩である。「大東輿地図」は近代以前のもっとも正確な朝鮮地図として知られ、全国を南北に22に…

〈人物で見る朝鮮科学史 73〉実学の時代(4)

モダンな城を築いた丁若鏞 現在、朝鮮半島には7つの世界遺産があるが、なかでも異彩を放つのは京畿道水原にある華城である。モダンな感じの独特な建築様式の城であるが、その設計・施工で大きな役割を果たした人、…

〈朝鮮史から民族を考える 30〉在日同胞と民族(下)

6.15と10.4の道こそ 「分断体制」論 白楽晴の「分断体制」論が注目されている。彼は80年代末に朝鮮半島統一論としての「分断体制」の概念を提起し、その後それをさらに深め、その成果は分断体制論3部作…

〈人物で見る朝鮮科学史 72〉実学の時代(3)

洪大容の「宇宙論」 朝鮮史でもっとも優れた科学者はいったい誰だろうか? 筆者は「籠水閣」という私設天文台を作り、実用応用問題を中心とした数学書「籌解需用」を著し、そして「気」の哲学によって宇宙と様々な…

〈朝鮮史から民族を考える 29〉在日同胞と民族(上)

生き続ける抵抗ナショナリズム 海外同胞の動態的特徴 2007年の統計によれば、世界の169カ国に居住する海外朝鮮同胞数は約704万人に達する(留学生や一般滞留者を含む)。居住国でみると中国(約276万…