
〈朝鮮民族の美 21〉粉青沙器 刷毛目線刻扁瓶(16世紀)
2012年04月13日 09:37
粉青沙器の重要な特徴は、官の経営する窯場で作られたものでなく、官窯を離れて全国に散っていった陶工たちによって作られた陶磁器であるために、製作上の規制から自由な民窯であるので、そこで製作される陶磁器が庶…

〈朝鮮仏教と私たち 29〉高麗・義天(下)
2012年04月09日 12:59
高麗中期最大の宗派・天台宗 天台宗が一宗派として朝鮮に開立されたのは大覚国師・義天によってである。

〈朝鮮民族の美 20〉粉青沙器 彫花双魚文扁瓶(15世紀)
2012年04月06日 15:22
扁瓶とは、ロクロによって丸い壺(瓶)を作り、その胎土が乾く前に、左右から力を加え扁平な二つの面を作った壺のことである。これの全面に白土、あるいは地方によって黄白土の釉をかけて乾くのを待つ。

〈朝鮮民族の美 19〉粉青沙器 白地鉄絵魚文瓶(16世紀)
2012年03月24日 11:33
高麗末期、王朝は官窯であった全羅道康津の磁器所を支えきれず、1370年代には解体してしまう。陶工たちは生活の道を求めて全国に散って、習い覚えた高麗青磁を作ってきた手法によって、陶磁器製作のための良質の…

〈朝鮮仏教と私たち 28〉高麗・義天(中)
2012年03月21日 13:49
「続蔵経」4,740余巻の刊行 大覚国師・義天は、海路宋に入って法流をあまねく視察して帰るや、興王寺に教蔵都監を置いて本国と遼、宋、日本にある典籍を蒐集してその目録を作り刊行した。

〈朝鮮民族の美 18〉粉青沙器 象嵌魚文梅瓶(15世紀)
2012年03月16日 13:22
美しさを誇った高麗青磁も高麗国家の衰退と共に、その輝きを失い、次の時代に生産されるのは粉青沙器(歳短紫奄)と呼ばれる個性的で独特な味を持つ陶磁。

〈歴史×状況×言葉 23〉国木田独歩/否定的現実の冷徹な観察者
2012年03月12日 15:51
ビフテキの付け合わせにはポテト、というのは定番の組み合わせのようだが、ではビフテキとポテトのどちらをとるかと問われたらどうだろう―「諸君は牛肉と馬鈴薯とどっちがいい?」「牛肉がいいねエ!」「しかしビフ…

〈朝鮮仏教と私たち 27〉高麗・義天(上)
2012年03月12日 15:37
宋に密航して仏教理論学ぶ 開城・霊通寺には、1125年に建立された大覚国師・義天(1055~1101)の業績を記した大きな碑が石亀の上に建っている。

〈朝鮮仏教と私たち 26〉八関会と然灯会
2012年02月28日 14:27
民俗的な信仰と道教的な色彩 王建の遺訓により高麗時代を通じて行われた八関会と然灯会とは、どんな行事だったのか。

〈朝鮮民族の美 17〉黒地白花 草葉文瓶(13世紀)
2012年02月24日 16:28
形は伝統的で、格式の高い梅瓶であるが、これまでの青磁梅瓶とはまるで違う、陶工の持って生まれた主観がありのまま現れている作品である。