公式アカウント

〈遺骨は叫ぶ 35〉茨城・日立鉱山

野原で「これでよかっぺ」と連行/待遇改善要求すれば、棒頭たちが鎮圧 JR常磐線の電車が日立駅に近づくと、多賀山地に日立のシンボルとなっている日立鉱山(茨城県日立市宮田)の大煙突が見える。 日立鉱山は古…

〈朝大・朝鮮歴史博物館 9〉朝鮮の三国時代 6/高句麗・人物風俗画 II

高句麗人の衣・食・住 高句麗の古墳壁画からは当時の生活模様も見てとれる。たとえば彼らがどのような衣服をまとい、どんなものを食べ、どのような家屋に住み生活したのかなどである。前号に引き続き今回も高句麗人…

〈高句麗の豆知識 3〉隋の文帝、高句麗を攻める

楊堅 中国は多くの国が入り乱れ、内戦が続いていた。 しかし、ついに589年、楊堅によって統一された。 隋という超大国の出現である。

〈高句麗の豆知識 2〉東アジア最強の国家

全身を鎧や胄で武装した高句麗の鎧馬武士(朝大・朝鮮歴史博物館) 高句麗は中国王朝との絶え間ない戦争のなかにあった。 まず、高句麗と中国との最初の戦争は、漢との戦争。これらは紀元前2世紀から紀元前1世紀…

〈遺骨は叫ぶ 34〉福島・常磐炭鉱

警備厳しく長時間労働/いつも空腹、巡査あがりが暴力、193人死亡 福島県浜通り地方南部に、県全域の9%を占める広域都市・いわき市がある。この地域で安政年間に石炭が発見されたが、「その後、湯長谷藩・平藩…

〈朝大・朝鮮歴史博物館 8〉朝鮮の三国時代 5/高句麗・人物風俗画 Ⅰ

高句麗人の暮らしを描く 高句麗の人々はどのような生活をしていたのであろうか。 誰もが持つ素朴な疑問ではあるが、これに答えるとなるとなかなか難しいと思う。今から千数百年も前のことだから仕方がないのかもし…

〈歴史×状況×言葉 4〉高浜虚子/憐れまれる存在ではない

「韓国併合条約」の翌1911年、高浜虚子(俳人、小説家 1874~1959)は二度にわたり朝鮮に遊んだ見聞をもとに長編小説「朝鮮」(「大阪毎日新聞」「東京日日新聞」の両紙に連載)を書いた。俳人として、…

〈高句麗の豆知識 1〉日本で知られていない高句麗

4世紀末の高句麗、百済、新羅の三国領域図 近ごろ「高句麗」が話題になっている。朱蒙や淵蓋蘇文がテレビドラマで人々を魅了している一方、中国では「東北工程」とかいうプランで、高句麗は中国史の一部であると言…

〈朝大・朝鮮歴史博物館 7〉朝鮮の三国時代 4/徳興里壁画古墳

大展示室のなかでひときわ目立つものが徳興里壁画古墳の原寸大模型である。1976年に南浦市江西区域徳興里で発見されたこの古墳は、著名な高句麗壁画古墳のひとつといえる。余談ではあるがこの古墳は、発掘者の考…

〈遺骨は叫ぶ 33〉長野・松代大本営

「御座所」工事後、虐殺か/篠ノ井旭高生らの「平和の史跡」保存運動 アジア太平洋戦争のとき、「大本営発表、我帝国陸海軍は.」と、粉飾され誇張された日本軍の戦果が、勇ましくラジオから流れた。この「大本営」…