公式アカウント

短編小説「道づれ」17/キム・ビョンフン

「その集いがあってから、私は、自分の考えを改めて検討してみましたの。すると、私たちがいつもへんぴで、何の希望もないと思っていた故郷の山河にも、実は党のあたたかい日射しのもとに、新しいものが芽ばえ始めて…

「見たい」「見てほしい」を実現/「私たちの表現の不自由展・その後」、11日まで名古屋で開催

“今できるのは行動しつながること” 「私たちの表現の不自由展・その後」(主催=「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会、以下「愛知の会」)が6日から11日まで、愛知県名古屋市の市民ギャラリー栄(中…

短編小説「道づれ」16/キム・ビョンフン

「ふん、そんなばかげたことが!……」 私の頭の中にはがっちりした顔つきのチョンゲ里管理委員長の顔がうかんだ。チョンゲ里協同組合は、郡内でもなかなか有望な組合で、仕事もわりとうまくいっていたし、管理委員…

短編小説「道づれ」15/キム・ビョンフン

「どこの休養所でしたの?」 「どこって……つまり、その……妙香山の休養所だよ」 場所まで考えていなかったので、とっさにでまかせを言った。多分、普段からいっぺん妙香山に行ってみたいと思っていたせいらしい…

〈ウリハッキョサポーターの課外授業・朝鮮近現代史編 6〉日本の朝鮮植民地化策動に抗するたたかい(2)

日露戦争と韓国「保護国」化 日露戦争の性格 日露戦争の性格については、日本の「防衛戦争」だとか日露間の帝国主義戦争だとか、さまざまに語られています。いずれも不可避な戦争と捉えることでは共通しています。…

短編小説「道づれ」14/キム・ビョンフン

「なあに、別に急用でもないんだよ……」 私はあまりにも彼女が恐縮しているので、安心させるために何か適当なことばをみつけようと努めたが、なかなかもっともらしいことばが浮かんでこなかった。 彼女は包をほど…

〈学美の世界 31〉作品に込められた子どもたちの主張/崔栄梨

タイトルは「僕はシャーペンより鉛筆が良い」(作品1)。私もそうなんですよ、と、声をかけたくなる。 文字がほとんどのこの作品、絵としてどうなのと問われかねないが、書かれた言葉、その繰り返し、2本の手、消…

2021年金剛山歌劇団アンサンブル公演「SOLL」、兵庫・阪神地区で幕開け

“興奮さめやらない”“圧巻”の舞台 2021年金剛山歌劇団アンサンブル公演「솔 SOLL(ソル、松の木)」阪神地区公演が1日、兵庫県伊丹市の東リいたみホール(伊丹市文化会館)大ホールで行われた。新型コ…