公式アカウント

〈高麗人参余話 11〉東アジアから世界へ

古代から地中海を中心に栄えてきたヨーロッパでは14世紀に入り地中海の外に目を向けるようになった。スペイン、ポルトガルは中国の絹、インドの胡椒や香料、その他アジアの特産品を求める交易路を開拓、独占するた…

〈高麗人参余話 10〉王室外交の花形

人蔘は、ウリナラはもちろん中国医学においても重要な薬物である。この植物を自生地から採取できる地域は広い東アジアのなかでも一部に限られていたので、古くから貴重な薬物であった。 かつて、ウリナラのほぼ全域…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉声楽家・尹心悳(下)

東京上野音楽学校卒業後、1年間尹心悳は同校で助手に籍をおいて、声楽をひきつづき学んだ。そして1923年5月初め、彼女は錦衣還郷した。 最高のソプラノ歌手 ソウル上京(母校、京城女子高普で講師)が機とな…

〈高麗人参余話 9〉上薬最高の「生薬中の生薬」

新薬を創るとき、その病気に対する有効性を判定する以上に副作用がないということが大事である。従って、新薬の研究開発では副作用が起きないことを証明するのに大半の時間を費やしている。ねずみやサル、犬などの動…

〈若きアーティストたち 15〉グラフィックアーティスト・金成俊さん

2006年に開かれる兵庫国体のマスコットに、神戸市在住の金成俊さん(32)の作品が選ばれたのは1月のこと。全国から3069点の応募作品が寄せられたなか最優秀賞に輝いた。作品は、震災から復興する兵庫県の…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉声楽家・尹心悳(上)

1926年8月4日未明、下関発の関釜連絡船上から声楽家の尹心悳が劇作家の金祐鎮と玄界灘へ身を投じて心中した。有望な朝鮮の若き芸術家が荒波の花となって散っていったこの情死を、当時新聞は連日センセーショナ…

〈高麗人参余話 8〉五臓補い、精神を安定

人蔘の効能については古くから研究され、文献に記載されている。 金(12~13世紀)の張元素は人蔘について次のように記した。 「人蔘は体力の低下や元気の不足を、胃を暖めて消化吸収をよくし、代謝を盛んにし…

〈みんなの健康Q&A〉心の健康(下):子を育む家族機能

Q:反抗期とよくいいますが、いつ頃のことをいうのですか? A:今日では、幼児期(第1反抗期)、思春期(第2反抗期)をあげる2期説が一般的です。これらは子どもの成長の過程で、大きな波が襲ってくるように訪…