
〈朝鮮歴史民俗の旅〉時調(2)
2004年06月12日 00:00
美意識と感性の違いが日本と朝鮮にあると言った。時調に限らず朝鮮人は理詰めで迫る。形よりも中身を重んじ、中身は濃厚であるほどよしとする。 これに対して日本人は、中身も大事だが、まず形にこだわり、その形に…

〈高麗人参余話 39〉高血圧
2004年06月04日 00:00
人蔘は血圧を上げるから高血圧の人は飲んではいけないと多くの人が信じている。人蔘を飲むと血圧が上がるというのは俗説でありまちがいだ。人蔘には即効的に血圧を下げる効果とともに血栓を防ぐ作用もある。血液循環…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉志賀重昴
2004年06月02日 00:00
志賀重昴(1863~1927)は地理学者、政治家、ジャーナリスト、教育家という多面的な顔を持った国粋主義者として世に知られている。彼のアジア問題、朝鮮に関する言及は少なくなく、彼の言説の世人に与えた影…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉シルム(2)
2004年05月29日 00:00
もうひとりの神様がいた。野見宿禰である。「日本書紀」に垂任天皇のころ野見宿禰と当麻蹴速が天覧のもとに力くらべをして、宿禰が蹴速の肋骨を蹴折って勝ったことが載せてある。肋骨を折ったという事実から、相撲で…

〈高麗人参余話 38〉禁忌
2004年05月28日 00:00
北京や上海など中国の大都市に行くと繁華街の一番いい場所には漢方薬店が並んでいる。漢方薬を英語でチャイニーズ・メディスン(Chinese medicine)と言うくらいで、中国人は漢方薬をよく飲む。お店…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉シルム(1)
2004年05月22日 00:00
シルムとは日本でいう相撲のことである。その語源は諸説あるが「ヒムギョルム」がもっともそれらしい。朝鮮語で「ヒム」は力、「ギョルム」は競うことであるから、シルムの元は力くらべであったらしい。 シルムに類…

〈朝鮮名峰への旅 2〉風薫る5月、春の白頭山 山肌がピンクに輝いていた
2004年05月21日 00:00
北海道の桜は今が盛りであるが、白頭山の山麓においても、風薫る5月は春のまっ盛りである。大陸の山でしか味わえない澄んだ青空のもと、鮮やかな新緑に全身が緑に染まりそうな気がする。 白頭山の山麓をドライブす…

〈若きアーティストたち 22〉舞踊家・李明煕さん
2004年05月18日 14:30
舞踊好きな小さな女の子は、低学年の頃から「舞踊見たさ」に下校時間を遅らせ、舞踊部のオンニたちの部活動に見入っていた。高学年に上がり、高校3年まで欠かさず在日本朝鮮学生中央芸術コンクールに出場。愛知中高…