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〈朝鮮歴史民俗の旅〉酒と酒道(4)

酒は百薬の長であるともいわれる。しかし、それはたしなむ程度であればの話で、度が過ぎると禍のもととなる。その極めつけは燕山君治世12年間であった。国王は酒乱となって凶暴を振るい、宰相以下両班士大夫も宴会…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉記者・崔恩喜

崔恩喜は、今から約80年前言論界に進出した草創期の女性記者であり、生涯を女性の地位向上と歴史を記録する執筆活動に捧げた女性である。 彼女は、1902年(戸籍上では1904年)黄海道白川の教育者の家庭に…

〈高麗人参余話 32〉土と水

人蔘は根のかたちを生命とする作物である。根のかたちを左右するものは土壌の理学的性質と雨、すなわち水分との関係である。人蔘づくりは土づくりから始まると言える。さらに人蔘づくりは土と水とを調和させる事だと…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉酒と酒道(3)

朝鮮の王朝が酒造りに寛大であったのは、この民族にとって酒(マッコルリ)が生活必需品であったからである。酒は一般的には香りや匂いや刺激を得るための嗜好品である。しかし、朝鮮人にとって酒は、一義的には栄養…

〈高麗人参余話 31〉日覆い

昔はワラで人蔘畑の屋根がけを行ったが会津地方ではほとんどが黒い布(寒冷紗)でできた日覆いを使っている。 太陽の光にどのように当たるのかは人蔘栽培で決定的な要因のひとつとなる。

〈高麗人参余話 30〉栽培技術

陶弘景(梁の医学者、452~536年)の書いた中国最古の薬学書「神農本草経集 名医別録」には、三椏五葉 背陽向陰 欲来求我 椴樹相尋(3つの枝に五つの葉 陽に背を向け陰に立つ 我を求めに来るなら シラ…

朝鮮法律家学会が独島問題で白書発表

戦後、日本の主張の不当性 日本反動層は敗北後も、独島に対する侵略野望を捨てず、軍国主義の復活とともに独島強奪策動をさらに露骨に強行した。 戦後、日本反動層が「独島の領有権」を求めた「法律的論拠」の一つ…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉酒と酒道(2)

朝鮮を代表する酒は3種類。マッコルリ、清酒、焼酎である。この3種類のうち最も飲まれたのがマッコルリである。国王から民百姓にいたるまで、地位や階層にかかわらず広く飲まれてきた。オリジナルの民族酒といって…