
「人物で見る日本の朝鮮観その光と影」23人31回の連載を終えて
2005年12月28日 00:00
2年前、本紙の文化部記者から本題での連載を依頼された。私はかつて、「祖国統一新報」と「朝鮮時報」に同趣旨で執筆し、これに何人かを加えて36人分の原稿を一冊にまとめて本社から「日本の朝鮮侵略思想」(新書…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 4〉独立運動家、教育者・趙信聖
2005年12月05日 00:00
趙信聖は、奪われた祖国と同胞のためにいばらの道を歩んだ、美しくも殊勝な独立運動家であり教育者であった。 彼女は、1867年平安北道義州の裕福な家庭に生まれた。しかし19歳の若さで未亡人となり、キリスト…

〈朝鮮名峰への旅 17〉溶岩台地に無数のヒダ 斜面に光線、不思議な世界
2005年11月20日 00:00
11月に入り、北海道や東北地方から紅葉前線が少しずつ南下しているというニュースが流れたと思ったら、もう雪の便りが聞かれるようになった。そういえば私が訪れた1991~2年ごろの白頭山は、11月となるとす…

〈若きアーティストたち 33〉舞踊家・桂栄順さん
2005年11月01日 13:50
東京朝鮮歌舞団は今年、創立40周年を迎える。来月15日に行われる特別公演のテーマは、「昨日、今日、明日、ずっと同胞とともに」。 入団11年目になる舞踊家の桂栄順さん(30)は、10年間を振り返り、「あ…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉南次郎(下)
2005年10月19日 00:00
南次郎は総督として朝鮮に赴任するや、統治に対する抱負を述べたが、その後も何回となく朝鮮統治の核心を明らかにする。1937年の元旦、彼は「年頭の辞」で「帝国本来の使命の達成は日満一体の理想実現の為め、我…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 3〉国内外で認められた才媛・尹貞媛
2005年10月17日 00:00
尹貞媛は女性として初めての日本をはじめヨーロッパの5カ国を12年間留学、勉学に励み、教育と独立運動に貢献した女性である。 彼女は1883年ソウルで生まれた。父尹孝定は1894年の甲午改革後、政府の財政…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉南次郎(上)
2005年10月12日 00:00
南次郎(1874~1953)は軍人にして政治家である。陸軍士官学校卒業後、騎兵少尉に任官以後、騎兵の実戦部隊の一員として日露戦争に出陣、大尉の身をもって功四級の金鵄勲章を授与された。その南が1930年…

〈朝鮮名峰への旅 16〉軽石と花崗岩が混ざり合って輝く白頭山
2005年10月07日 00:00
白頭山を眺めるたびに気になることがあった。それは、「なぜ白頭山といわれるようになったのか」ということである。名前のとおり白頭山は白く輝いて見える。秋が深まると、ひときわ山は白く見える。そして山が白いぶ…