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〈朝鮮名峰への旅 6〉一面の草紅葉、朝焼け、夕焼けでまっ赤に染まる山

白頭山の紅葉は、思っていた以上に早くはじまる。8月下旬になると、山の稜線が心なしか明るく感じられる。稜線の岩石が乾くためか白っぽくなってくる。わずかばかりの養分を求めて斜面にこびりついていた草が、色づ…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉契(2)

契は目的に応じて成員の数、成員の属性、事業規模、運営方法などに違いがあるが、加入者の平等互恵の契約精神はいずれの契にも徹底している。親はいてもその人は集団のリーダとは違う。原則として全会員はまったく平…

〈みんなの健康Q&A〉夏バテ-原因と対策

Q:今年の夏は異常に暑くて、体調をこわした人が多かったようですね。 A:昔は空調設備が不十分で、暑さと湿気のために食欲が落ちて体重が減り、だるさで気力も出ないという典型的な夏バテにおちいった人をよくみ…

〈高麗人参余話 51〉胃の不快症状

現代人は胃が疲れている。胸やけ、胃もたれ、食欲不振などは日常茶飯事であり、虚弱体質でない人でもストレス、過労、飲み疲れで胃の重い人がたくさんいる。 食物は胃や腸で消化され、小腸で栄養物が吸収される。そ…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉幸徳秋水(下)

明治34年1901年4月、幸徳秋水は「廿世紀之怪物帝国主義」を刊行した。この著で秋水は、帝国主義は愛国心を経となし、軍国主義を緯となす、として、所謂、愛国心と軍国主義を批判した。しかし秋水は、日本の愛…

〈高麗人参余話 50〉にきび

にきびは「青春のシンボル」などと悠長な事を言ってはいられない。一般に思春期の男女に多く、23歳までには自然に治るとされているが、大事な顔の中に赤みを帯びながら大きくふくれてくる。細菌に感染しやすく、だ…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉幸徳秋水(上)

幸徳秋水(本名、伝次郎。1871~1911)は明治期における初期社会主義を代表する、まさに先駆的人物である。 秋水は、明治天皇の暗殺を計画したとする、いわゆる大逆事件で検挙され、絞首刑に処せられた。こ…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉契(1)

農民はいつの時代も、米を作って国を支えながらも、生活苦を強いられていた。農民を苦しめたのは税金であり地代であった。税金は官吏がまきあげ、地代は地主が搾り取っていた。保護すべき政府は無能無策であったので…