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〈朝鮮名峰への旅 11〉雪原をヘッドランプの明かりと山スキーで進む

麓にスキーをデポし、間白山を登り始めた。この季節になると雪はほどよくしまっている。登山靴の爪先を雪に蹴り込むと、収まりよくステップを刻める。 山麓からダケカンバの単一林となる。林の木はすべてダケカンバ…

全浩天箸「世界遺産高句麗壁画古墳の旅」を読む

秘蔵カラー写真満載 日本の古代文化の源流 華やかに 日本と朝鮮との関係史について多くの著書をもつ筆者が、昨年7月ユネスコ世界遺産委員会で世界遺産に登録された高句麗壁画古墳を中心にまとめた「世界初のハン…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉夏目漱石

夏目漱石(1867~1916、本名金之助)は小説家として近代日本文学中の最高峰である。英語教師、英文学者として、一部の人にしかその存在を知られなかった夏目漱石が1905(明治38)年、俳誌「ホトトギス…

〈朝鮮名峰への旅 10〉ナタでブッタ切られるような苛酷な寒さ

ペゲボンホテルより鯉明水へと向かう。2月の白頭山はさらに厳しく冷え込む。 明け方の気温がマイナス30度に下がることはあたりまえだ。日中でもホテル周辺で、気温はマイナス20度近くにしか上がらない。すべて…

〈朝鮮史を駆け抜けた女性たち 8〉紅桃

小説のモデルになり、朝鮮王朝当時広くその名を知られた女性は多くない。まして、王族や大貴族でもなく、大罪を犯したわけでもない一般的な庶民の女性が、その名を留めることなど不可能な話であろう。 16世紀から…

〈若きアーティストたち 28〉ブライダルコーディネーター・李明淑さん

東京都北区のJR王子駅からほど近いところにブライダル・トータル・プロデュース「福音」はひっそりとたたずんでいる。店内には約200着の婚礼、パーティ衣装がかけられ、李明淑さん(34)が明るく出迎えてくれ…

〈みんなの健康Q&A〉インフルエンザ(下):予防接種

Q:インフルエンザといえばワクチンによる予防接種がよく知られています。 A:インフルエンザワクチンの接種を行うことで、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとどめることが期…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉布施辰治

布施辰治(1880~1953)は弁護士である。日本流に言えば明治、大正、昭和の三代にわたって、終始一貫、「民衆の味方」「弱く貧しき無産者の友」とする立場に徹した人物であるが、併せて、あの植民地統治下、…