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〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 13〉独立運動家・金マリア

金マリアは、奪われた祖国と民族に対する限りない愛を抱き、不屈の精神で生涯を闘い抜いた独立運動家であり、女性啓蒙運動家である。 彼女は、朝鮮でキリスト教が最初に根付いた黄海道長淵で3人姉妹の末っ子として…

〈朝鮮名峰への旅 21〉夏の入道雲から高積雲へ 魚のウロコ、亀の甲羅雲も

8月半ばを過ぎると白頭山の空は、徐々に澄みわたってくる。朝鮮半島の付け根にある白頭山は、この時期になると夏の象徴である太平洋高気圧の圏内から、乾いた秋の大陸高気圧の中に入ってしまう。梅雨の時はバケツを…

〈若きアーティストたち 40〉ダンス、ヨガ インストラクター・康聖華さん

都内を中心にダンスとヨガを教えている康聖華さん(31)は、現在300人にのぼる大勢の生徒をかかえる「売れっこ」インストラクターだ。しかし、キャリアはまだ2年と浅く、今まさにスタートラインを切って、エン…

〈人物で見る朝鮮科学史 16〉渡来人とキトラ古墳(中)

現在、日本でもっとも有名な古墳といえば、おそらく高松塚古墳とキトラ古墳である。その理由は、現時点で確認されたかぎりではあるが、壁画が描かれた古墳はこの二つしかないからである。 高松塚古墳の発掘調査が行…

〈朝鮮服飾ものがたり 15〉ノウル

15世紀から、女性が外出する時に、頭から肩までを覆うのに使われた。 紗(薄絹)がよく使われたが、厚い絹で作る場合は目の部分だけに紗を使った。 黒は高い身分を、青は低い身分を表した。 (出展「李朝服飾図…

〈朝鮮と日本の詩人 16〉北川冬彦

北鮮側は 黄色な稲田で飾られているが 南鮮側は 茫々(ぼうぼう)と立ち枯れた雑草原だ この非武装地帯には 兎 狸 ノロなどが 無数に巣喰っているそうだ 宮城のお堀に 鴨がのんびり浮いているのと同じであ…

〈みんなの健康Q&A〉社会不安障害/SAD(下):治療法

Q:SADを放っておくとどうなりますか? A:前回も説明しましたが、SADをそのままにしておくと、やがては自分が恐怖を感じる場所に行くことを避けるようになります(これを「回避行動」と呼びます)。強い不…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 12〉女将軍・金命時

金命時は祖国を取り戻すため21年間戦い続けた女性革命闘士である。 彼女は、慶尚南道馬山の出身。2男2女の4人兄弟で、上から2番目の長女。早く父を亡くし、母1人の手で育てられた。 母は民族意識の強い人で…