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〈朝鮮服飾ものがたり 1〉圓衫(ウォンサム)

宮女たちの礼服であり、婚礼のとき新婦たちの礼服でもあった。前身ごろのすそは短く、後ろは長い。まとめ髪(団子)に飾りの付いた冠をかぶり、額の両脇に菊の形の飾りを刺し、かんざしに絵がほどこされたリボンを垂…

〈朝鮮と日本の詩人 1〉連載にあたって

日本の近、現代詩人において、朝鮮についての作品を残した人の数はそれほど多くはない。 しかし、日本帝国主義による朝鮮の植民地支配は、朝鮮に住んだことのある詩人を含めて、少なからずの詩人にさまざまな影響を…

「人物で見る日本の朝鮮観その光と影」23人31回の連載を終えて

2年前、本紙の文化部記者から本題での連載を依頼された。私はかつて、「祖国統一新報」と「朝鮮時報」に同趣旨で執筆し、これに何人かを加えて36人分の原稿を一冊にまとめて本社から「日本の朝鮮侵略思想」(新書…

〈みんなの健康Q&A〉痛風-食生活指導

Q:年末年始は忙しくて運動不足になりがちなうえ、飲酒の機会が多く、痛風の発作が心配だという人がたくさんいます。 A:痛風になると、病変関節部分が赤く腫れて、その名のとおり風にあたっても痛むというほどの…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉永井荷風

永井荷風(1879~1959)は小説家にして随筆家である。東京・小石川で父久一郎、母恆の長男として生まれた。荷風は「あめりか物語」「ふらんす物語」などで名を挙げ、「深川の唄」「すみだ川」などを次々に発…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 4〉独立運動家、教育者・趙信聖

趙信聖は、奪われた祖国と同胞のためにいばらの道を歩んだ、美しくも殊勝な独立運動家であり教育者であった。 彼女は、1867年平安北道義州の裕福な家庭に生まれた。しかし19歳の若さで未亡人となり、キリスト…

〈朝鮮名峰への旅 17〉溶岩台地に無数のヒダ 斜面に光線、不思議な世界

11月に入り、北海道や東北地方から紅葉前線が少しずつ南下しているというニュースが流れたと思ったら、もう雪の便りが聞かれるようになった。そういえば私が訪れた1991~2年ごろの白頭山は、11月となるとす…

〈若きアーティストたち 33〉舞踊家・桂栄順さん

東京朝鮮歌舞団は今年、創立40周年を迎える。来月15日に行われる特別公演のテーマは、「昨日、今日、明日、ずっと同胞とともに」。 入団11年目になる舞踊家の桂栄順さん(30)は、10年間を振り返り、「あ…