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〈若きアーティストたち 49〉舞踊家・趙純美さん

6日初のソロ公演「美粋」を終え、ほっと一息をつく趙純美さん。民俗舞踊や創作舞踊、合間には民族楽器などを交えオリジナリティーあふれる華麗な舞台を披露した。

〈この人、この一冊 3〉大塚初重・五木寛之「弱き者の生き方」/大塚初重さん

米軍の魚雷攻撃、二度も撃沈され生還 日本の古墳研究の第一人者として「日本考古学界の至宝」と称えられている大塚初重・明治大学名誉教授と「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞を受賞して今年で40年を迎え、ま…

〈朝鮮服飾ものがたり 32〉貫子、風簪、トンゴク

貫子(上左)は網巾をつけるとき、ひもを通して結ぶ小さな掛けがねである。身分に応じて玉、金などが使われた。 風簪(上右)は網巾の上につけて、カクが傾くのを防ぐためのもの。 トンゴク(下)は、既婚男性のま…

〈遺骨は叫ぶ 5〉秋田・花岡鉱山・生き埋めの朝鮮人救わず見殺し

重労働や虐待に抗議し中国人のいっせい蜂起も 1944年5月29日の昼近くだった。秋田県北にある花岡鉱山(現在は大館市)の七ツ館坑近くで、突如ドスンという音と同時に、地上が大きく揺れた。七ツ館坑落盤事故…

〈人物で見る朝鮮科学史 35〉高麗の科学文化(8)

朝鮮産生薬の研究書「郷薬救急法」 高麗時代の科学技術の特徴は、それが民族科学としての性格を強く帯びたという点にある。科学は分野的には医学、天文学から、技術は金属加工から始まるが、当初は自然発生的で素朴…

〈遥かなる高麗への旅・朝鮮史上初の統一国家 6〉鄭夢周/「東方朱子学の祖」、政治家、外交官、学識と徳の深い真の名相

足利幕府と交渉、倭寇解決 この身は死に死して百回死に絶えようと 白骨が塵となり土となり魂があろうとなかろうと 王に向けた一片丹心枯れることはない 科拳にトップ合格、希代の才能、歴史に名刻む 丹心歌で有…

〈朝鮮と日本の詩人 32〉佐川亜紀

みどり色の湖は 豊かな胸の静かな呼吸のように さざ波を果てしなく広げてゆく 陽光は波にくだけて 金色のステンドグラスを描く ダンプカーがひっきりなしに通る大橋の向うに 相模湖ダムがある 遊覧船くじら丸…

〈同胞美術案内 3〉表世鐘/重みある幼児の存在に焦点あてる

誇らしげに綴った「朝鮮」の文字 どこからともなく集まってきた3人の男の子が描かれている。中央の男の子は、力強く背伸びをし、振り上げた右手で壁に文字を書いている。画面左下の男の子はこちらを向いて座り、左…