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〈人物で見る朝鮮科学史 4〉檀君とその時代(下)

一言で科学技術といっても、もともと科学と技術は別個のものである。科学は活動面から見れば新しい知識の探求であり、技術は労働手段として発生し後にその手段を創造する手段自体も技術となった。人間は技術によって…

〈朝鮮服飾ものがたり 3〉道袍(トポ)

1592~1598年の任辰倭乱後、文官の平常時の上着であり、官職につかない士の礼服でもあった。 そでがトゥルマギのそでより広く、長い。 胸の位置には組みひもの帯を巻いた。 家にいるときは冠をかぶり、出…

〈人物で見る朝鮮科学史 3〉檀君とその時代(中)

夜空に輝く星を眺めながら、あの向こうには何があるのだろうか、あの星にも人は住んでいるのだろうか、という想像を誰もが一度はしたことがあるに違いない。もっとも、これは宇宙に対してある程度の知識を持った現代…

〈朝鮮名峰への旅 18〉雪の白いつぶてが顔を打つブリザードのすさまじい威力

厳冬の白頭山の厳しさは、経験したものにしかわからない。あえて表現するならナタでぶった切られるような寒さとでもいおうか。決して、カミソリで切られた感じではない。もっと重量のある刃物で切られた感じを受ける…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 1〉高麗の都、史上初の統一国家

現在、高麗の古都・開城市の歴史遺跡を世界遺産に登録するための運動が、昨年に続いてすすめられている。2004年7月、高句麗壁画古墳が世界遺産に登録されたのに続く、朝鮮における歴史遺跡を世界遺産に登録する…

〈徐千夏先生の保健だより 2月〉インフルエンザがはやる季節です

最近、みなさんの周りにはすぐに疲れた、お腹が痛い、頭が痛いと言い出す子どもがいませんか? それは「心のサイン」かもしれません。子どもは発達途上にあるため、大人以上に「心」と「体」の結びつきが強く、心の…

〈朝鮮と日本の詩人 3〉北原白秋

むかしむかしその昔、 虎が煙草を吸うたころ、 長白山から鷲が来て、 岩の根もとの牡丹が咲いて、 そこへ黄色いおべべの唐子、 唐子ぽこぽこ水汲みまする。 水は清いし、深さは深し、 遠いお里で笛吹きまする…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 6〉独立闘士・安敬信

安敬信は、女性の身で警察署に爆弾を投擲した独立闘士である。 彼女は、平壌女子高等普通学校技芸科を卒業後結婚したが、早くにして寡婦となる。国を奪われた悲しみのうえに自分の不幸まで背負った彼女は、教会へ足…