
〈この人、この一冊 3〉大塚初重・五木寛之「弱き者の生き方」/大塚初重さん
2007年07月11日 00:00
米軍の魚雷攻撃、二度も撃沈され生還 日本の古墳研究の第一人者として「日本考古学界の至宝」と称えられている大塚初重・明治大学名誉教授と「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞を受賞して今年で40年を迎え、ま…

〈人物で見る朝鮮科学史 35〉高麗の科学文化(8)
2007年07月07日 00:00
朝鮮産生薬の研究書「郷薬救急法」 高麗時代の科学技術の特徴は、それが民族科学としての性格を強く帯びたという点にある。科学は分野的には医学、天文学から、技術は金属加工から始まるが、当初は自然発生的で素朴…

〈遥かなる高麗への旅・朝鮮史上初の統一国家 6〉鄭夢周/「東方朱子学の祖」、政治家、外交官、学識と徳の深い真の名相
2007年07月06日 00:00
足利幕府と交渉、倭寇解決 この身は死に死して百回死に絶えようと 白骨が塵となり土となり魂があろうとなかろうと 王に向けた一片丹心枯れることはない 科拳にトップ合格、希代の才能、歴史に名刻む 丹心歌で有…

〈朝鮮と日本の詩人 32〉佐川亜紀
2007年07月04日 00:00
みどり色の湖は 豊かな胸の静かな呼吸のように さざ波を果てしなく広げてゆく 陽光は波にくだけて 金色のステンドグラスを描く ダンプカーがひっきりなしに通る大橋の向うに 相模湖ダムがある 遊覧船くじら丸…

〈同胞美術案内 3〉表世鐘/重みある幼児の存在に焦点あてる
2007年07月04日 00:00
誇らしげに綴った「朝鮮」の文字 どこからともなく集まってきた3人の男の子が描かれている。中央の男の子は、力強く背伸びをし、振り上げた右手で壁に文字を書いている。画面左下の男の子はこちらを向いて座り、左…

〈遥かなる高麗への旅・朝鮮史上初の統一国家 5〉恭愍王/反元・改革の先頭に立つ高麗の自主性回復に尽力
2007年07月02日 00:00
暗殺、政治に大きな影 開城には直径13メートルの陵墓がふたつ並んでいる恭愍王(1351~1374)の王陵がある。向かって左が「玄陵」(恭愍王の墓)、右が「正陵」で王后・魯国公主(元・魏王の王女)の墓で…

〈人物で見る朝鮮科学史 34〉高麗の科学文化(7)
2007年06月29日 00:00
火薬製法に挑んだ崔茂宣 現在世界でもっとも有名な賞といえばノーベル賞であるが、ダイナマイトの発明でばく大な利益を得たノーベルの遺言によって制定されたことはあらためて述べるまでもない。ダイナマイトはニト…

〈朝鮮通信使来聘400年 7〉倭館と出島
2007年06月29日 00:00
外国との貿易の2大拠点 清・朝鮮・日本は、海外貿易を政府が独占し、許可のない海外交流を禁じた。解禁時代である。国を閉ざしたわけではないので「鎖国時代」と呼ぶことは正しくない。 かえって江戸時代の方が、…

