
〈朝鮮史から民族を考える 1〉理論的問題(上)
2007年10月12日 00:00
ナショナリズムの積極的役割 連載にあたって 現在、「民族」をめぐって多種多様な言説が飛び交っており、在日同胞の間でもさまざまな考え方が見られる。民族的な存在である在日朝鮮人にとって、「民族」に対する理…

〈朝鮮服飾ものがたり 38〉具軍服(クグンボク)
2007年10月03日 00:00
武官最高の服飾である。 王の出行時には、大臣以下の文官たちもこの装いで従った。 トンダリと呼ばれる軍服の上に、戦服を着て、戦帯をしめた。 環刀を持ち、ポンゴジと呼ばれる軍帽をかぶった。 足にはスヘジャ…

〈遺骨は叫ぶ 8〉古川鉱業足尾銅山・食事は鰯と唐辛子味噌、栄養失調者も
2007年10月01日 00:00
「宮城遙拝」強制、目を動かすと殴打 日本の公害の原点と言われる栃木県の古川鉱業足尾鉱業所(現日光市足尾町)は、閉山して35年の歳月を経た今も、精錬所の煙害などで荒廃した風景に息を呑む。日本のグランドキ…

〈朝鮮通信使来聘400年 10〉画員と絵師の交流200年
2007年09月29日 00:00
朝鮮の美術に高い関心 南画の大家である池大雅が、富士山の画法について問い、通信使画員の金有声がそれに答える。 外国の一流の画家たちと直接会って語り合う。こんな願ってもない交流の場を、江戸の絵師は通信使…

〈人物で見る朝鮮科学史 40〉朝鮮王朝文化の幕開け(4)
2007年09月29日 00:00
最も正確な東洋最古の世界地図 15世紀中頃~17世紀中頃までのヨーロッパ人によるインド・アジア・アメリカなどの海外進出を大航海時代と呼ぶが、なかでも1492年のコロンブスによるアメリカ大陸の確認はよく…

〈朝鮮と日本の詩人 37〉大津啓一
2007年09月27日 00:00
朝鮮侵略への憤怒と苦痛歌う 第二檻房前の けたたましい叫び声 小村看守 たださえかん高い声が 薄い髪毛の頭のてっぺんを付きぬけて 更にかん高く 交替して控室に入ったばかりの飛田看守 明治四年の お台場…

〈朝鮮服飾ものがたり 37〉戦服(チョンボク)
2007年09月15日 00:00
軍服のひとつ。袖がなく、後を深く割いて、ほかの服の上に重ねて着た。 1894年、甲午農民戦争以降に廣袖衣の廃止に伴い、官吏たちの通常礼服になった。 トゥルマギの上に重ねて着て、ひも状の帯をしめた。 (…

〈同胞美術案内 6〉宋英玉/鏡の中で凍り付く魂描く
2007年09月15日 00:00
無残に引き裂かれた人物を象徴 古今東西の絵画作品には「鏡」が多く登場する。鏡の前で髪を結い上げる女性を描いた作品をはじめ、自画像の制作では鏡が用いられるだけでなく、しばしばその鏡自体がキャンバスに描か…
