〈朝鮮と日本の詩人 11〉佐多稲子
2006年06月09日 00:00
朝鮮の少女達よ お前の白い上衣はこの夜更けに寒くはないか 今夜は月があまりに冴えて氷の中にいるようだ 停留場の石だたみの上にいると しんしんと冷気が爪先を打ち敲く お前たちはそこで互いに立ち寄り 空に…
〈朝鮮服飾ものがたり 9〉チュンチマク
2006年06月02日 00:00
封建社会で官職に就かない士と常民が着ていた衣服。 裾が長く、袖口が広い。 士は青い色、常民は白い色で身分を区別した。 「クンチャンオク」とも呼ぶ。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1…
〈若きアーティストたち 37〉金剛山歌劇団高音チョッテ奏者・李淑任さん
2006年05月31日 16:27
先日、東京都千代田区の朝鮮会館で第16回「2.16芸術賞」個人競演民族竹管楽器部門2位を受賞した金剛山歌劇団・李淑任団員(26)に、朝鮮の文化省から贈られてきた証書とメダルの伝達式が行われた。「2.1…
〈人物で見る朝鮮科学史 12〉武寧王とその時代(上)
2006年05月27日 00:00
高句麗、百済、新羅に関する最古の文献は、1145年に編さんされた「三国史記」である。最古といっても同時代ではなく高麗時代に編さんされたものなので、その間に消失した記録や誤って伝えられた記録もある。また…
〈徐千夏先生の保健だより 5月〉新しい生活のリズムをつかもう
2006年05月26日 00:00
新しい生活が始まってから1カ月が経ちます。規則正しい生活のリズムはもうつかめているのでしょうか。早寝早起き、毎朝の排便など、今のうちに身につけてほしい生活習慣です。また、この時期は汗ばむ陽気の日があれ…
〈朝鮮と日本の詩人 10〉佐藤惣之助
2006年05月26日 00:00
青き大同江のほとりに立ちて 何ごとと知らず涙そそぐは いかなる旅人のならわしぞ 大同門外 数尺の月によづべくもなく 秋風しろき乙密台のあたり さんさんたる星のみかがやける まこと幼子の如くあざらけく …
〈人物で見る朝鮮科学史 11〉広開土王とその時代(番外編)
2006年05月22日 00:00
筆者が教壇に立つ朝鮮大学校は今年で創立50周年を迎えた。それを記念して朝鮮から付属歴史博物館に多数の歴史遺物が贈られてきたが、最も貴重な一品は古朝鮮独自の青銅文化を実証する琵琶型短剣で、関係者によれば…
〈朝鮮服飾ものがたり 8〉かんざし(ピニョ)
2006年05月19日 00:00
かんざしは、その材料と作られた形によって呼び名が多様である。 珊瑚簪、石榴簪、鳳簪、金かんざし、花簪、銀かんざし、龍簪、菖蒲簪、翡翠簪、黒角かんざし、竹節簪、西北簪、玉簪などがあった。 だんご頭にさす…