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〈人物で見る朝鮮科学史 39〉朝鮮王朝文化の幕開け(3)

火薬を製造した崔茂宣の息子、海山 権近が推挙したもう一人の人物、それは独自に火薬を製造した崔茂宣の息子・崔海山(1380~1443)である。崔茂宣の火薬武器が倭寇の撃退で大きな威力を発揮したことはすで…

〈若きアーティストたち 51〉現代美術家・南孝俊さん

埼玉県川口市にある「masuii R.D.R gallery」で8月20〜26日に開かれていた「Hyojun Circuit」を訪れた。ガラス張りの扉を開くと、青空が詰まった1500〜2000個のプラ…

〈人物で見る朝鮮科学史 38〉朝鮮王朝文化の幕開け(2)

当代随一の文人といわれた権近 1395年の「天象列次分野之図」が高句麗の石刻天文図を基に作られたというのは、そこに刻まれた銘文から判明することである。さらに、そこには「論天」と題して蓋天説、渾天説など…

〈朝鮮の風物・その原風景 2〉ウォンドゥマク(園頭幕)

夏彩る農村の手軽な避暑法 朝鮮では古くから、濯足、流頭、背沐などで夏の暑さを凌いだといわれる。濯足は水に足を浸して涼を得る方法で、「東国歳時記」にもその記録がみえる。流頭、背沐は、文字通り髪や背中に水…

〈この人、この一冊 6〉「在日朝鮮、韓国人と日本の精神医療」/黒川洋治さん

国際的な孤立免れぬ「美しい日本」 「在日朝鮮人の発病にいたる過程は、『在日』という『負』の歴史が刻印された『個』の生活史を抜きには考えられないのです」と静かに語り始めた。 自ら末期ガンに冒され、死と背…

〈朝鮮と日本の詩人 35〉須田禎一

十三弦の伽倻琴から 純白の衣裳から大同江の流れが湧き 白頭山の雲が動く。  

〈朝鮮名峰への旅 27〉白頭山の残暑、美しい雲の出現と 一日七変化の幻想的風景

8月も半ばを過ぎると、白頭山を覆っていた太平洋高気圧は少しずつ弱まりはじめる。かわって大陸の高気圧が張り出してくる。 高気圧が押し合いしていると、日に何度も変わる白頭山の天気は、さらに複雑に変化するよ…

〈遺骨は叫ぶ 7〉釜石鉱山・被災の実態不明、行政が調査すべき

落盤事故、さらに連合軍艦砲射撃の犠牲に 秋田県北の山村に生まれた筆者は、小学校が国民学校に改称された1941年に学校へ入学し、戦時教育を受けて成長した。日本が敗戦になる直前の45年7月14日、突然東の…