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〈朝鮮の風物・その原風景 7〉オンドル

母のぬくもりと家族の団らんと 音もなく雪の降り積もる冬の夜長に、朝鮮の子どもたちはオンドル部屋で夜なべ仕事に余念のない親たちにせがんで昔話を聞く。かつてはこんな光景がごく普通の風物として私たちの周囲に…

〈民族楽器のルーツをたどる・ウリナラの楽器 1〉伽倻琴(カヤグム)

「幅広い民族音楽」を実現 祖国-朝鮮から民族楽器が送られてきて早40余年が過ぎた。それが私たち在日同胞の民族楽器の歴史の始まりといえよう。小さな手に楽器の温もりを感じたのが昨日のようで、時の流れの速さ…

〈ウリマルで話そう! コッポンは一年生 5〉괜찮아요~大丈夫~

イルチク オションネヨ 일찍 오셨네요. 早かったのね。   アッパ タニョオショッスムニカ 아빠 다녀오셨습니까. アッパ、お帰りなさい。  

〈朝鮮服飾ものがたり 53〉翼善冠、遠遊冠

翼善冠(イクソングァン)は、王が政務を見るときにかぶったもので、頭上に2つの角があるのが特徴だ。衣服は袞龍袍を着た。 一方、遠遊冠(ウォンユグァン)は、王が朝賀を受けるときにかぶった。黒いシルクで作り…

〈朝鮮史から民族を考える 11〉「乙巳五条約」の法的効力(下)

植民地支配の法的責任を問う 「不当・合法(有効)論」に対する批判 まず、条約形式の問題について。 当時の国際法の慣習と学説において、保護条約のような国家の安危に直接関連する重大な条約は、批准を必要とす…

〈朝鮮史から民族を考える 10〉「乙巳五条約」の法的効力(上)

朝・日会談の世界外交史的意義 「乙巳五条約」の法的効力問題の浮上 1905年の「乙巳五条約」は、日本による朝鮮植民地化の出発点となる条約であった。朝鮮では、「乙巳五条約」の強制調印直後から、この条約が…

〈朝鮮史から民族を考える 9〉大韓帝国の歴史的性格

無能と無力強調 植民地支配を美化 朝鮮近代政治史・外交史研究の不振 19世紀末から20世紀初頭にかけての朝鮮史の記述は、おもに日清・日露の角逐をはじめとする帝国主義列強の動きと、義兵闘争・愛国啓蒙運動…

〈朝鮮服飾ものがたり 52〉コンリョンポ

王が政務を見るときに着た服である。 黄色または紅色のシルクで作り、胸と背中、肩に足のつめが5本ある龍の刺繍を金色の糸で丸く入れた。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より)…