
〈朝鮮民族の美 6〉白磁鉄絵葡萄紋壺(国宝)
2011年08月19日 10:41
この堂々たる王者の如き大壺をご覧あれ。 口縁は均勢良く直立し、肩は丸く拡大して半円を描き、胴の中央にくると、やや痩せた下半部が上半部を支えるのだ。すなわち、わが国では大きな壺を作る時、ロクロで上半部と…

〈朝鮮仏教と私たち 8〉新羅の仏教(2)
2011年08月01日 10:57
国家の指導理念に 異次鈍の白い血が流れた後新羅では仏教信仰の自由が保障され、528年に法興王は殺生を禁ずる令を出した。新羅仏教は24代眞興王(540~576)の時代になり大きく発展した。仏教を公認した…

〈朝鮮民族の美 5〉白磁鉄画 虎文壺
2011年07月29日 10:20
前回で竜を紹介したため、それに続けて虎を紹介しなければならない。

〈ハングルの旅 6〉製字原理と独創性
2011年07月22日 12:04
「天」「地」「人」をかたどる 朝鮮民族は、世界では見られない、まったく新しいユニークな文字「訓民正音・ハングル」を表記手段として用いている。このハングルは、世界のどの文字にも見られない新しい原理に基づ…

〈朝鮮民族の美 4〉白磁鉄絵 雲竜文大壺
2011年07月22日 10:23
白磁に藍色の絵付けをする青華釉薬(酸化コバルト)は、別名を回回青といって、青華白磁が元代に景徳鎮で生産され始めた時は、中国はこれをイスラム圏から輸入しており、朝鮮で青華白磁を作るためには、顔料を中国か…

〈朝鮮仏教と私たち 7〉新羅の仏教(1)
2011年07月11日 09:57
異次鈍の殉教後、仏教の公認へ 新羅は古朝鮮の遺民たちが南下してつくった辰韓12小国の一つ斯盧国(慶州地方)をもとに成立した。朝鮮半島の東南端に位置して王権の確立と国家の統一が遅れ、新羅が高句麗・百済に…

〈歴史×状況×言葉 16〉村上春樹(中)/夢や理想めざす当事者意識は?
2011年07月04日 10:53
前回の記事((上)、6月1日付)が掲載されて数日後のタイミングで、6月9日、村上春樹氏はスペインのカタルーニャ国際賞を受賞した。授賞理由は「その作品が世界の文学界の規範となり、東洋と西洋の架け橋を築い…

〈朝鮮仏教と私たち 6〉百済の仏教(3)
2011年07月04日 10:49
造形の最高の美しさ 重厚な扶餘定林寺址五層石塔(国宝9号・高さ8.33メートル・忠南)と彌勒寺址石塔(国宝11号・高さ14.24メートル、全北益山)は、現存する百済の代表的な建築物であり、仏教建築が到…