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〈本の紹介〉「遺骨」語りかける命の痕跡/殿平善彦著

死者の声聴いて和解が始まる 「遺骨」~語りかける命の痕跡~が出版された。 著者は浄土真宗本願寺派一乗寺住職で、空知民衆史講座の代表でもある強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム(略称:北海道…

〈朝鮮歴史人物〉百済の始祖・温祚(2)

兄を見送った温祚は、臣下らと共に馬韓の河南、慰礼城(京畿道広州地方)に都を定め、小国を建てた。 温祚は最初の国名を「十済」と定めた。それは自分を奉ってきた10名の臣下の功績を後世に伝えようとするところ…

〈特集・開城世界遺産ツアー〉座談会「世界遺産・開城ツアー」に参加して

恭愍王陵の絶景に心奪われる(洪南基) 高句麗、高麗の地に立つ喜び(杉浦節美) 「一緒に朝鮮へ」と言い続けたい(平田賢一) 在日朝鮮人と日本人の歴史的な旅路(水野行範) 【座談会出席者】 洪南基(会社員…

「いちょうの木のつどい」横浜で開催

日朝友好のシンボル、点から線に拡大 「日朝友好いちょうの木のつどい」が10日、神奈川県社会文化会館(横浜市・石川町)で行われた。会場には、I女性会議の山田美智子副議長、かながわ朝鮮女性と連帯する会の藤…

〈人・サラム・HUMAN〉照明士・呉光雨さん

朝鮮の芸術を陰で支える 舞台を光と闇で自在に演出する照明士。全国ツアー中の金剛山歌劇団の舞台裏で呉光雨さんに出会った。かつて大阪朝鮮歌舞団で、カヤグム、アコーディオン奏者、歌手として、さまざまな舞台に…

「朝鮮の仏教と名僧」本紙連載が一冊に

朝鮮仏教知る道しるべ 仏教は朝鮮文化の根幹であり、人々の生活や思考と密接に結びついている。朝鮮半島の世界遺産を見渡しても、そのほとんどが仏教文化の所産と言っても過言ではあるまい。本書は朝鮮新報文化欄に…

〈朝鮮歴史人物〉百済の始祖・温祚(1)

高句麗の東明王には3人の息子がいた。長男の嬬留は高朱蒙が東扶余にいる時、本妻である禮氏から生まれ、次男、三男である沸流と温祚は卒本扶余(句麗)で生まれた。 高朱蒙が高句麗を建て王となって19年になるあ…

〈歴史×状況×言葉 35〉宮本百合子(2)/一面的で情緒的な朝鮮人の描かれ方

宮本百合子「播州平野」は、1945年8月15日の日本敗戦直後の、「激動する日本社会のなまなましい現実の姿とその意味、崩壊する権威と、戦争が破壊した国民生活の傷跡の深さ」のなかで「新しくきざし始めた動き…