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〈人・サラム・HUMAN〉照明士・呉光雨さん

朝鮮の芸術を陰で支える 舞台を光と闇で自在に演出する照明士。全国ツアー中の金剛山歌劇団の舞台裏で呉光雨さんに出会った。かつて大阪朝鮮歌舞団で、カヤグム、アコーディオン奏者、歌手として、さまざまな舞台に…

〈歴史×状況×言葉 35〉宮本百合子(2)/一面的で情緒的な朝鮮人の描かれ方

宮本百合子「播州平野」は、1945年8月15日の日本敗戦直後の、「激動する日本社会のなまなましい現実の姿とその意味、崩壊する権威と、戦争が破壊した国民生活の傷跡の深さ」のなかで「新しくきざし始めた動き…

〈どうほう食文化〉冷麺物語(8)-ルーツを知ってこそ“盛岡冷麺”

盛岡冷麺「ぴょんぴょん舎」 盛岡を中心に焼肉・冷麺レストランを経営し、近年東京へも出店。盛岡冷麺のみやげもの全国展開をはかるぴょんぴょん舎の邉龍雄さん(65)には、忘れられない出来事がある。 冷麺がブ…

〈朝鮮民族の美65〉金正喜「歳寒図」

これは前に62「金正喜像」として紹介した、その主人公による代表作である。 金正喜は、清国を代表する学者たちから「海東第一の通儒」とたたえられたが、芸術面においても詩、書、画にすぐれ、特に書では中国の古…

〈朝鮮歴史人物〉安市城の城主・楊萬春(5)

「これで勝てるぞ。仇敵を最後まで討ち破るのだ!」 「一人も生かして帰すな!」 楊萬春の命令に従い、彼らは総攻撃に転じた。 軍士たちは、城門を押し開き、怒れる獅子のように敵軍に向かって突進していった。 …

〈どうほう食文化〉冷麺物語(7)-初代、そして3世が追う夢

盛岡冷麺「三千里」 食道園に追いつけ、追い越せと奮闘した焼肉店三千里は現在、3世の徐明秀さん(40・青商会北東北会長)が、妻の金香淑さんと二人三脚で切り盛りする。 朝鮮大学校経営学部を卒業して総聯岩手…

第46回在日朝鮮学生中央芸術コンクール/中、高1538人、185演目に出演

大阪で開催、3千人が観覧 朝鮮民主主義人民共和国創建65周年記念第46回在日朝鮮学生中央芸術コンクールが10月30~11月1日にかけて、大阪朝鮮文化会館とその周辺施設で行われた。10月中旬に東日本と西…

〈朝鮮歴史人物〉安市城の城主・楊萬春(4)

城壁に高く仮設された木柵に登り、大戦闘を余裕をもって指揮していた楊萬春の目の前に唐の太宗の姿が現れた。 「こやつめ!ちょっと懲らしめてやろう…」 楊萬春は、すかさず大弓を手に取りゆるやかに弦を引いた。…