公式アカウント

〈人・サラム・HUMAN〉フォトジャーナリスト/桑原史成さん

“死に物狂いの生き方”貫いて 半世紀あまり、フォトジャーナリストとして、水俣を皮切りに朝鮮半島、南ベトナム、ロシアなど世界を飛び回った。77歳。 今回、写真展「不知火海」と写真集「水俣事件」が第33回…

辺見庸さんにはげまされた/張永祚

4月14日付本紙、辺見庸さんの長文インタビュー記事を諭されるような気持ちで一気に読んだ。貴重な一冊の本を丸々読んだ感じである。日本が朝鮮で何をやったのかを忘れ、いわば「歴史認識におけるクーデター」が起…

〈歌舞団の舞台裏 8〉福岡朝鮮歌舞団

純粋でひたむき、まっすぐな心/差別に勝つ芸術の力信じて ある1枚のDVDを手にした。そこには、天に向かいまっすぐ伸びる蓮の花のように、朝鮮人として誇らしく生きていきたいという思いを込めて舞台に立つ二人…

〈朝鮮民族の美80〉到彼岸寺 毘盧遮那如来坐像⑫

朝鮮では8世紀の中葉から、石窟本尊が示すような降魔觸地印像と、この図の示すような智拳印像が、高麗から朝鮮朝時代に至るまでの主流となった。 また、8世紀中頃から鉄仏が作られはじめ、さらに像に銘文を持つも…

〈世界卓球〉「我らの願い」に震えた夜/北岡裕

赤いシャツを着こみ、手には共和国旗。日本人の私が5月1日に行われた世界卓球南北戦の朝鮮側応援席に座ったのは、某雑誌社の観戦記取材のため…、もあるが、実は朝鮮ポップス鑑賞がその大きな目的だった。

〈人・サラム・HUMAN〉 東京第一初中新校舎建設委副委員長/金千一さん

〝ハッキョを守る活動はエンドレス〟 同校再建の話は以前からあったが、実質的に動き始めたきっかけは、「3.11」だった。以前から都の耐震基準に引っかかっていた校舎の再建は、東日本大震災以降、「もはや、や…

日本軍「慰安婦」/消せない被害・加害事実(4)

「証拠がない」としらを切ることはできない 第1次安倍政権(06~07年)は2007年3月、「慰安婦」問題をめぐる旧日本軍の関与と強制性を認めた「河野談話」を継承するとしておきながら、「政府が発見した資…

日本軍「慰安婦」/消せない被害・加害事実(3)

誤った歴史観、国際社会で通用しない 「戦後レジーム(戦後体制)からの脱却」を掲げ、日本を「戦争ができる国」にすることを標榜している安倍政権。昨年末の首相の靖国神社参拝に続き、日本軍「慰安婦」問題をはじ…