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京都ネット第6回総会での記念講演「日本人遺骨埋葬地調査から見えてくるもの」/水野直樹

“厳しい状況下でもあった日朝の交流” 日本の敗戦から翌年秋までの一年余りの期間に、朝鮮北部にいた40万人ほどの日本人のうち、約3万4千人が死亡するという悲劇が起こった。その遺骨のほとんどはいまも朝鮮各…

〈歌舞団の舞台裏 6〉東京朝鮮歌舞団(上)

華やかな舞台の創作秘話/〝やりたいこと-求められていること〟 年が明けるとまずはじまる同胞イベントといえば、日本各地で一斉に行われる新年会や成人式など。そして2月に入ると朝・日友好親善新春の集いだ。2…

東京第2で日本フィル特別コンサート、講堂に響いた四弦の音色

弦が弓と触れ合った瞬間に飛び出したあまりにきれいな音色に、最前列に座っていた女子児童は、目を丸くして後ろに座る友だちを振り返った。日本のプロオーケストラによる1時間の演奏は、幼心にも豊かな情緒を与えた…

日朝友好京都ネット第6回総会及び新春の集い開催

互いが仲良く、楽しく、活力に満ちた運動を 故水谷幸正・京都ネット会長・元仏教大学学長に黙とう 2月28日夕、京都市市内のホテルで「文化・学術・市民交流を促進する日朝友好京都ネット第6回総会及び新春の集…

〈それぞれの四季〉 気づき/高明愛

朝鮮学校を卒業して、日本の大学に入学した。当初は期待半分、不安半分であったが、何人か友だちもできた。授業、内容も面白く、それなりに楽しいキャンパスライフを送っていた。 しかし、そんな楽しいひと時のなか…

〈60万回のトライ〉我々はこの映画から何を学ぶべきか/鵜飼哲

みんなに支えられているから強い この映画を観て思うのは、一人ひとりの朝鮮学校の生徒たちの生き生きとした表情、人柄、考え方、感じ方が自然体に描かれていることだ。それを引き出した監督の表現する力がすばらし…

〈本の紹介〉「あの壁まで」黄英治著

渾身の人間的怒りと自由への希求を込めて 「負けるもんか! 負けてたまるか!」 わたしは拳を握って、壁を思いっきりたたいた。痛い――。 もう一度打った。びくともしない壁。右手の小指側がすりむけて血がにじ…

〈本の紹介〉内田雅敏著/想像力と複眼的思考

現状への毅然たる抗拒の姿勢 著者は日本敗戦の年に生まれて、戦後の歴史的変遷を生きてきた、硬骨の弁護士である。 「法律とは条文通りの解釈をすべきでなく、その根底に流れる心である」とする著者のモットーにま…