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〈朝鮮民族の美96〉羅蕙錫「善竹橋」近代絵画③

これは開城にある有名な歴史的遺跡。開城を巡ると必ず行く場所である。80年前の絵であるが現状とあまり変わりがないことが分かろう。印象画風の明るい色彩で、絵のタッチは、やや粗く仕上げられている。

〈特集・東学農民戦争から120年〉相次いだ殺戮命令と膨大な犠牲者/井上勝生

一瞬で山々を埋め尽くした白衣 今から120年前の10月、1894年の秋、日清戦争の平壌の激戦で辛うじて勝った日本軍は、鴨緑江を渡って清国領へ侵入していた。 今日本で、日清戦争は「日本と清国の戦争」と語…

〈特集・東学農民戦争から120年〉日本における甲午農民戦争・甲午改革・日清戦争の研究史/康成銀

1894年、朝鮮で甲午農民戦争、甲午改革、日清戦争が起こった。農民軍と朝鮮政府との間で結ばれた全州和約によって、下からの農民軍改革案と上からの甲午改革が結びついて、自立的な近代化の道が大きく開かれよう…

〈特集・東学農民戦争から120年〉朝鮮史研究の第一人者・中塚明氏に聞く

最大の問題は戦争責任の免責 今年は第一次世界大戦の開戦100周年にあたるが、今日の日本人の歴史認識を根本から問い直すには、その20年前、日清戦争から120年ということを、あらためて自覚することが大切で…

〈特集・東学農民戦争から120年〉「明治日本の植民地支配―北海道から朝鮮へ」/井上勝生著

隠ぺいの歴史、徹底追跡の旅 1995年7月、著者が勤務する北海道大学の古河記念講堂「旧標本庫」に放置されていた6体の頭骨が発見された。その内の1体には「東学党首魁」と墨書されており、添えられていた書付…

〈特集・東学農民戦争から120年〉「東学農民戦争と日本」/中塚明、井上勝生、朴孟洙共著

生々しい「朝鮮人ジェノサイド作戦」 日清戦争時における朝鮮人ジェノサイド作戦の歴史的事実を、最新の研究にもとづき、新史料を交え、生々しく伝える。本書は、井上氏の史料調査の成果を含めて、中塚氏のこれまで…

色んな出会いを糧に、プリズムのような輝き/1人芝居「在日バイタルチェック」のきむ・きがんさん

「2014年度福井県同胞の敬老会」(9月28日、福井市のイオ信用組合講堂)で上演された劇団トルの代表、きむ・きがん(金紀江)さんによる一人芝居「在日バイタルチェック」は、波乱に満ちた歴史を生き抜いてき…

〈朝鮮民族の美95〉夕暮れ(해질녘)金観鎬(1890~1959)近代絵画②

平壌の富豪の家に生まれ、1909年、ソウルで中学校を卒業したが、東京に出て明治学院に入学。しかし、どうしても西洋画を学びたくて東京美術学校に入学した。(1911年)