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〈Stranger 平壌に還る 2〉会いたい人はカウンターの向こうに/北岡裕

会いたい人はカウンターの向こうに 午前11時。窓の外からは牡丹峰楽団の音楽が聴こえていた。朝鮮労働党創建70周年記念日を翌日に控え市民たちの練習にも熱がこもっていた。 平壌ホテルの4階にあるバー。カウ…

〈Stranger 平壌に還る 1〉彼女が仮面を脱いだ夜/北岡裕

東京・平壌虹の架け橋訪朝団の一員として今年10月に訪朝した。今回の旅のテーマは‘再会’。6ドルのツケを残して帰った平壌ホテルのバーテンダー、チェ・ユンジュさんの顔が浮かぶ。加えて今回の宿泊先は普通江ホ…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 16〉高麗青磁の略奪、暗躍する政商、コレクター

「朝鮮陶磁史上、最も重要な遺品」などすべて持ち出す 当時、ソウル市内の名高い高麗青磁コレクターとして鮎貝房之進、阿川重郎らがいた。また骨董店を構え、高麗青磁の販売を専業とした近藤佐五郎という男もいた。…

金剛山歌劇団札幌・函館公演/同胞、市民ら3,390人が観覧

“未来を見据えた明確なメッセージに感動” 金剛山歌劇団札幌公演(主催=同実行委)が、10月9日、札幌市教育文化会館で行われ、昼・夜公演合わせ1361人が観覧した。 この日会場には、札幌市議会副議長で札…

〈朝鮮新報創刊70年・記者が語る歴史の現場 7〉空前の「ピョンコマ」ブーム(上)

今から37年前、日本列島は空前のピョンコマ(ピョンヤン学生少年芸術団)ブームに沸きに沸いた。当時、子どもだった人は今すでに壮年期を迎えただろうが、彼らの胸には「永遠のピョンコマ像」が刻まれ、その輝きは…

〈六たび柳の京を訪ねて(上)〉日進月歩で変わる平壌/小久保晴行

2年ぶりの訪朝 「東京・平壌虹の架け橋」第四次訪朝団(団長江口済三郎氏)の一員として平壌を訪問した。昨年は訪朝直前に腰痛になり行かれなかったので2年ぶり、6回目の訪朝だった。まず、新築改装のなった平壌…

〈ウリウリ昆虫図鑑 7〉身近な昆虫/韓昌道

所変わればゴキブリも「神様」 昆虫博士:前回、昆虫食を通して私たちの生活と昆虫との関係について話しましたが、最も私たちの生活に「身近な昆虫」って、セミやトンボよりも、ゴキブリや蚊、ハエとかじゃないかな…

〈ウーマン・ヒストリー 10〉抗日パルチザンの女性革命家/李桂筍

李桂筍は1914年11月15日、咸鏡北道明川郡の貧しい農民の家庭で生まれた 。生きるため家族は吉林省和龍縣徳新溝金谷村に移住し焼畑農業をし、どうにか生計を維持していた。村で一番貧しかった桂筍の家であっ…