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〈それぞれの四季〉手をかける、目をかける、心をかける/姜美蘭

いま8歳、6歳、2歳の三兄弟を育児中だ。 毎日バタバタと過ぎて行く。 長男次男がまだ小さかった頃、地域の子育てサークル主催の子育てセミナーで、講師の 先生がおっしゃっていた言葉が忘れられない。 「赤ち…

金剛石のように美しく堅い抵抗の詩/3.1運動ーー堤岩里教会の無差別虐殺がテーマ

〈詩〉朝鮮張下村の丘の教会で/川崎洋子 ぼうや 泣かないの こわいことはなんにもない こうしてきもちのいい風の吹き込む教会で 窓からは ながれる雲も見えて 村の人たち みんないっしょで おまえのアボジ…

〈本の紹介〉生命の詩人・尹東柱「空と風と星と詩」誕生の秘蹟/多胡吉郎著

孤高の詩精神に新たな光 「死ぬ日まで空を仰ぎ 一点の恥辱(はじ)なきことを――」  植民地支配下の朝鮮でハングルで詩を書き、自らの詩精神をつらぬいた尹東柱。  暗い時代のただなかで、「民族としても、人…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 37〉「日本人の罪悪と地に堕ちたる道義」と断罪

盗掘意欲を一層あおった日本の学術調査 日帝の植民地支配を歴史的に合理化するための不純な目的を持った日本人考古学者の調査は、開城で高麗古墳から高麗青磁を盗掘して味をしめた日本人盗掘者の盗掘意欲を煽った。…

〈人・サラム・HUMAN〉色鉛筆原画展/姜俊成さん

物語のある絵を描く ため息の出るような質感や光沢を放つ作品がずらり。セクトン・チョゴリの弛んだ袖、躍動する巫女の舞、鬼気迫る東京朝高舞踊部員たちの表情を捉えた群舞などの絵が、都内のカフェ・ミチスで3月…

映画「東学農民革命―唐辛子とライフル銃」上映会

歴史の直視から信頼関係を 前田憲二監督の長編ドキュメンタリー映画「東学農民革命―唐辛子とライフル銃」の東京上映会が11日、都内で催され約60人が鑑賞した。上映後、前田監督が出演するトークイベントが行わ…

〈ウーマン・ヒストリー 25〉天道教女性運動の指導者/朱鈺卿

孫秉熙との出会い 平南肅川で男兄弟のいない一人娘として生まれた朱鈺卿は、貧しさのため8歳のとき、平壌妓生学校に入学した。 妓生学校では国語、作文、会話など基本教養から書画、歌、舞踊などを教わり、彼女は…

「愛国教育」

大阪市の学校法人・森友学園が運営する幼稚園が、在日外国人への差別的な文書を保護者に配布していた問題。園児に軍歌を歌わせ、「教育勅語」を暗唱させるなど「軍国教育」で知られる同園は、教育理念に「愛国心と誇…