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「ハンセン病と朝鮮人」テーマに企画展/12月27日まで

過去の問題ではない、今考えよう 企画展「ハンセン病と朝鮮人―差別を生き抜いて―」が6月24日から東京・新宿区の高麗博物館で開催されている。 ハンセン病は、発症により手足の知覚マヒや変形を伴うことがある…

〈ものがたりの中の女性たち 35〉「馬鹿なことをお言いでない」/愛娘

あらすじ 裵裨將は牧使(地方長官)金卿(キムギョン)に随行し、台風の中命からがら済州島に赴任する。港に着くと前任の鄭裨將が島の妓生愛娘(エラン)と別れを惜しんでいる最中である。済州島一の妓生である愛娘…

〈取材ノート〉現在にも通ずる警鐘のことば

昨年6月、熊本地裁はハンセン病患者家族の差別被害に対する責任を認め、国に賠償を命じた。当時、安倍首相は「謝罪」し控訴を断念することを発表。同年11月には家族補償法が施行された。 あの判決から1年。これ…

“破廉恥な歴史わい曲行為”/朝鮮中央通信社論評

産業遺産情報センター公開で 日本政府が6月15日に公開した「産業遺産情報センター」(新宿区)内に、端島(軍艦島)での朝鮮人強制労働を否定する資料を展示したことを受け、朝鮮中央通信社は1日、論評を発表し…

スポーツを通じた平和、人権とは/寺島善一さんが語る「孫基禎と五輪」

日本による植民地支配下の1936年ベルリン五輪のマラソン競技に日本代表として出場し、五輪新記録で金メダルを獲得した孫基禎(1912-2002)。その波瀾に満ちた生涯を、寺島善一さん(明治大学名誉教授)…

〈学美の世界 19〉喜び、発見、感動、驚き、探求…/成明美

異国の地で長い足跡をたどってきた在日コリアン。 幾重もの艱難辛苦を乗り越えいつの時代もたくましく生きてきた在日コリアンの〝今〟を一番リアルに伝え感じさせてくれるのは学生美術展を彩る子どもたちの作品では…

〈ウリマルの泉(우리 말의 샘) 3〉朝鮮学校とムチ(우리 학교와 회초리)

今年の2月初旬、両親のお墓参りで京都に行った。お墓は琵琶湖を望む、比叡山の山裾にあるびわ湖霊園にある。半年ぶりに両親が眠るお墓に挨拶した後、友人に会うため京都駅に向かった。東九条まで戻るとまだ30分ほ…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 6〉異性愛だけを前提としない価値観へ

前回は、性自認と身体の性別が一致していることだけを前提としている線引きの例として「学校制服」について考えました。特に性別違和を持つ子どもにとっては、性自認に一致しない制服は着ることはとても大きなストレ…