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〈若きアーティストたち 146〉カヤグム奏者/裵尚美さん

カヤグムで奏でる、ありのままの自分/伝統楽器とポップスの融合 朝鮮の伝統楽器であるカヤグムの深くやわらかな音色、透き通る伸びやかな歌声で全く新しいサウンドを紡ぎだす― カヤグム、ボーカル、パーカッショ…

色濃く残る隔離政策の爪痕/「ハンセン病と朝鮮人」からみる現代社会

高麗博物館(東京・新宿区)では今年の企画展を「ハンセン病と朝鮮人」をテーマに開催することを決め、6月24日から展示をスタートした。問題の「当事者」は誰か、消えることのない日本の加害の歴史をあぶりだすよ…

「ハンセン病と朝鮮人」テーマに企画展/12月27日まで

過去の問題ではない、今考えよう 企画展「ハンセン病と朝鮮人―差別を生き抜いて―」が6月24日から東京・新宿区の高麗博物館で開催されている。 ハンセン病は、発症により手足の知覚マヒや変形を伴うことがある…

〈本の紹介〉悪党・ヤクザ・ナショナリスト 近代日本の暴力政治/エイコ・マルコ・シナワ著、藤田美菜子訳

政治に内在する暴力を明らかに 近代日本政治史において暴力は恒久的な原動力であった。暴力によって政治を動かそうとすることは、幕末・維新期や自由民権運動期といった議会政治が整う以前だけに見られた現象ではな…

〈本の紹介〉国会をみよう―国会パブリックビューイングの試み/上西充子著

蓄積する矛盾に目を 国会パブリックビューイング。そう聞いてすぐにピンとこない人も多いかもしれない。 傍観者としてではなく、当事者としてこの国の政治に関わることの意味を日本市民たちに強く問いかけたこの活…

〈ものがたりの中の女性たち 35〉「馬鹿なことをお言いでない」/愛娘

あらすじ 裵裨將は牧使(地方長官)金卿(キムギョン)に随行し、台風の中命からがら済州島に赴任する。港に着くと前任の鄭裨將が島の妓生愛娘(エラン)と別れを惜しんでいる最中である。済州島一の妓生である愛娘…

〈取材ノート〉現在にも通ずる警鐘のことば

昨年6月、熊本地裁はハンセン病患者家族の差別被害に対する責任を認め、国に賠償を命じた。当時、安倍首相は「謝罪」し控訴を断念することを発表。同年11月には家族補償法が施行された。 あの判決から1年。これ…

“破廉恥な歴史わい曲行為”/朝鮮中央通信社論評

産業遺産情報センター公開で 日本政府が6月15日に公開した「産業遺産情報センター」(新宿区)内に、端島(軍艦島)での朝鮮人強制労働を否定する資料を展示したことを受け、朝鮮中央通信社は1日、論評を発表し…