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短編小説「幸福」19/石潤基

包帯をほどいてみて、予想以上に症状が悪いことを確認した僕は、非常に暗い気持ちに襲われた。率直に言って、その時の僕の診断は、治すのは難しいということだった。だが、何気ない顔をしていると当人はかえって平然…

短編小説「幸福」17/石潤基

僕は欣然として血を取ると、さっぱりした気持ちで手術に取り掛かった。実際、切開してみると、いま少し遅かったら危ないところだった。手術は4時間以上かかった。縫合を終えてしまうと、僕の脚もふらふらしてきた。…

〈民族教育と朝鮮舞踊 8〉大音楽舞踊叙事詩「5月の歌」

創作スタッフとしての創造過程(1984.11~1985.5) 1984年11月、私は翌年の大音楽舞踊叙事詩「5月の歌」の創作スタッフの一員として、祖国でのひと月間に及ぶ創作作業に携わることになった。創…

〈関東大震災98周年追悼式典〉語り継ぎが歴史修正への抵抗/東京・荒川河川敷

「関東大震災98周年韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」が4日、荒川河川敷の木根川橋下手(東京・墨田区)で行われ、同胞、日本の市民ら約100人が参加した。 一般社団法人「ほうせんか」と「関東大震災時に虐殺された…

〈群馬追悼碑裁判〉不当判決受け最高裁へ上告受理申し立て、同日付で抗議声明も

“結論ありきの杜撰な判断” 群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑をめぐり、県が設置期間の更新を不許可にしたのは違法だとして、碑を設置した市民団体が、処分の取り消しなどを求…

〈関東大震災98周年追悼式典〉歴史の事実を後代に/千葉・馬込霊園

関東大震災98周年朝鮮人犠牲者追悼式(主催=千葉県実行委員会、主管=総聯千葉・西部支部)が5日、船橋市営馬込霊園内の関東大震災犠牲同胞慰霊碑前で行われ、総聯千葉県本部の呉泳哲委員長をはじめとする同胞と…

〈関東大震災98周年追悼式典〉慰霊碑として再建後、初の供養祭/千葉県成田市

関東大震災時の流言飛語などによって虐殺された2人の朝鮮人犠牲者の供養祭が4日、千葉県成田市の猿山共同墓地の一角で行われた。地元の市民や同胞など約30人が参加した。初開催となった同供養祭は、発起人の下総…

短編小説「幸福」16/石潤基

本当に僕は、狭く偏っていた自分を心から恥じたが、それにもまして、僕の周囲にそんな崇高な人間を見つけ出したことが、限りなくうれしかった。 その夜、僕が遅くまで寝つかれずに、転々としているところへ、急患を…