
〈人物で見る朝鮮科学史 8〉広開土王とその時代(上)
2006年04月01日 00:00
紀元前277年の建国といわれる高句麗は、676年に新羅・唐の連合軍によって滅びるまでの約1000年間、東方の強大国として君臨した。東明王こと高朱蒙を始祖として28代の王を数えるが、その最盛期は19代の…

〈人物で見る朝鮮科学史 7〉古朝鮮から高句麗へ(番外編)
2006年03月25日 00:00
科学史のおもしろさは、科学技術発展を成し遂げた人たちの創意工夫と、そこに秘められた人間ドラマにある。これは科学史研究それ自体にも当てはまるが、今回は番外編として、それと関連するエピソードを紹介したい。…

〈人物で見る朝鮮科学史 6〉古朝鮮から高句麗へ(下)
2006年03月19日 00:00
ギリシャ神話に、人間に火を与えゼウスに罰せられるプロメテウスの話がある。東洋の慈悲深い神様に対して、西洋の神様はどうも血なまぐさい気がしてならないのだが、それはさておき、この神話は火がいかに貴重なもの…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 2〉開城城、都全体を防衛 敵を撃退
2006年03月15日 14:54
平壌が手本 壮大な羅城 開城の歴史遺産と言えば、すぐ思い出されるのは開城城の羅城である。開城を訪れて初めて羅城を見たときの感動は強烈である。名峰・松岳山に向かって山陵や丘陵上に連なる壮大な羅城の城壁の…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 7〉女性校長・李貞淑
2006年03月13日 00:00
李貞淑は、純獻皇貴妃・嚴氏(英親王、李垠の母)のあと押しで明新女学校(後に淑明女学校)を創立し、開化期最初の女性校長として活躍した女性である。 名門両班出身 1858年、名門全州李氏、定宗大王の庶子、…

〈人物で見る朝鮮科学史 5〉古朝鮮から高句麗へ(上)
2006年03月11日 00:00
中国古代の知識人は、東方に住む異民族を「東夷」と呼んだ。夷という漢字は、「大きい弓」という意味であり、その民族は強力な軍事力を持っていたことが窺える。他方、「くろがね」を意味する「銕」にも、夷という字…

〈人物で見る朝鮮科学史 4〉檀君とその時代(下)
2006年02月25日 00:00
一言で科学技術といっても、もともと科学と技術は別個のものである。科学は活動面から見れば新しい知識の探求であり、技術は労働手段として発生し後にその手段を創造する手段自体も技術となった。人間は技術によって…

〈人物で見る朝鮮科学史 3〉檀君とその時代(中)
2006年02月19日 00:00
夜空に輝く星を眺めながら、あの向こうには何があるのだろうか、あの星にも人は住んでいるのだろうか、という想像を誰もが一度はしたことがあるに違いない。もっとも、これは宇宙に対してある程度の知識を持った現代…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 1〉高麗の都、史上初の統一国家
2006年02月15日 14:42
現在、高麗の古都・開城市の歴史遺跡を世界遺産に登録するための運動が、昨年に続いてすすめられている。2004年7月、高句麗壁画古墳が世界遺産に登録されたのに続く、朝鮮における歴史遺跡を世界遺産に登録する…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 6〉独立闘士・安敬信
2006年02月06日 00:00
安敬信は、女性の身で警察署に爆弾を投擲した独立闘士である。 彼女は、平壌女子高等普通学校技芸科を卒業後結婚したが、早くにして寡婦となる。国を奪われた悲しみのうえに自分の不幸まで背負った彼女は、教会へ足…