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〈遺骨は叫ぶ 12〉長野・平岡ダム・朝鮮人の累々たる屍の上に建設された

山奥の飯場は杉皮と板でできた掘っ立て小屋 諏訪湖に源を発し、長野、愛知、静岡の3県を貫流して遠州灘に注ぐ天竜川には、多くの水力発電所用のダムがある。その中でも、最大規模を誇るのが平岡ダム(長野県下伊那…

〈人物で見る朝鮮科学史 49〉世宗とその時代(8)

世宗の信任をうけた名医 三木栄の大著「朝鮮医学史および疾病史」では、「医方類聚」を「実に現存医書としては古今東西に比を見ない浩瀚なもの」と評しているが、残念ながら本国に原本は存在せず、壬辰倭乱時に加藤…

〈朝鮮史から民族を考える 14〉3.1独立運動と「民族代表」(下)

世界の新しい気運反映 「民族代表」研究における通説の問題点 3.1運動研究は朝鮮近代史研究の中でもっとも蓄積がある。とりあげられた論点は多岐にわたるが、とりわけ「民族代表」の評価をめぐっては、姜徳相―…

〈朝鮮史から民族を考える 13〉3.1独立運動と「民族代表」(上)

朝鮮のナショナリズムの原点 独立運動の主体的力量 1910年代の「武断統治」下の独立運動をめぐって、それは「閉塞期」のことであり、3.1運動はロシアの10月革命やウィルソンの民族自決主義に影響されたも…

〈朝鮮史から民族を考える 12〉反日義兵「戦争」

20年にわたる日本軍との交戦/交戦団体としての承認、外国に要請 日清戦争開戦を目的とする日本軍大部隊の朝鮮侵入、そして王宮占領をきっかけに始まった反日義兵闘争は、その後1910年代前半まで、ほぼ20年…

〈朝鮮史から民族を考える 12〉反日義兵「戦争」

20年にわたる日本軍との交戦 交戦団体としての承認、外国に要請 日清戦争開戦を目的とする日本軍大部隊の朝鮮侵入、そして王宮占領をきっかけに始まった反日義兵闘争は、その後1910年代前半まで、ほぼ20年…

〈人物で見る朝鮮科学史 48〉世宗とその時代(7)

3大医学書編さん、盧重礼 医学は天文学とともに、古代から普遍的に発展してきた科学分野といえるが、世宗時代には朝鮮の3大医学書といわれる「郷薬集成方」「医方類聚」が編さんされるなど大きな発展があった。そ…

〈人物で見る朝鮮科学史 47〉世宗とその時代(6)

天文暦学の知識を伝えた朴安期 七政とは日月と5つの惑星のことで、「七政算」はその運行を計算する書という意味である。当時まで朝鮮の暦書は中国から伝わった「授時暦」を用いていたが、そこに記された数値は朝鮮…

〈遺骨は叫ぶ 11〉秋田・吉乃鉱山・発破で生き埋め、ダムに飛び込む人も

鉱さいダム工事中、相当な人骨を発見 墓石が並ぶ上吉野集落の隣は、草が茂る平地に見えた。しかし、歩くと高低があり、高く土盛りした上に平たい石が置かれている。朝鮮人の墓だった。 案内してくれた佐々木一郎の…

〈人物で見る朝鮮科学史 46〉世宗とその時代(5)

朝鮮前期最高の天文学者、李純之 国際天文学連合(IAU)は小惑星の命名権を発見者に与えているが、韓国天文研究院は普賢山天文台が発見した7つの小惑星に対して伝統社会の科学者たちの名をつけた。その7人とは…