
〈若きアーティストたち 147〉ピアニスト・ピアノ講師/黄有希さん
2020年09月23日 14:19
「もっと広い世界を」 取材に伺ったのはコロナ禍真っただ中の6月。黄有希さんは「こんな時期だから仕事が減っていて…キャリアを振り返りながら、今後について考えていた。だからこの時期にインタビューに来てくれ…

〈学美の世界 22〉良い作品の向こうには作家の姿が見える/崔誠圭
2020年09月23日 14:10
学校に入ったばかりの1年生の作品は無垢な驚きがあるが、2年生は思考力が高まり無意識と隣り合わせなイメージとの狭間で常に揺らいでいる。週に一度ある図工の時間「無意識の扉」を自由に開ける柔軟さで、難なく心…

〈本の紹介〉朝鮮女性史 歴史の同伴者である女性たち/盧桂順著
2020年09月07日 12:05
歴史を担った事実に照射 洋の東西を問わず「正史」とされる史書に記され、広く知られている人物は、そのほとんどが男性である。朝鮮民族5千年の歴史においても例外ではなく、「『三国史記』『三国遺事』『高麗史』…

わたしがおくりたい金メダル/ともだち展で見る交流の軌跡
2020年08月24日 12:02
日本、朝鮮半島、中国など、東アジア各国の子どもたちの絵を通じた交流を積み重ねてきた「南北コリアと日本のともだち展」(以下「ともだち展」)。2001年、「東北アジア地域の平和から21世紀の世界平和を願」…

「ありがとう」あふれる作品/第19回南北コリアと日本のともだち展・東京/初のオンライン開催
2020年08月24日 11:58
第19回南北コリアと日本のともだち展(以下、「ともだち展」)・東京が7月1日から今月31日までオンライン展示の形式で開催されている。(主催=同実行委) 今回のテーマは「わたしがおくりたい金メダル」。家…

〈学美の世界 21〉作品のリアリティーと実感/朴一南
2020年08月21日 16:59
良い作品には、作者のモノの見方や考え方など表現者としての視点を強く感じる。 何かを感じ取り表そうとした時、視覚的表層では無いリアリティーが生まれる。 リアリティーとは実感であり、実感によってリアリティ…

〈本の紹介〉ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー/ブレイディみかこ著
2020年08月05日 15:45
誰かの靴を履いてみること 「『老人はすべてを信じる。中年はすべてを疑う。青年はすべてを知っている』と言ったのはオスカー・ワイルドだが、これに付け加えるなら、『子どもはすべてにぶち当たる』になるだろうか…

〈学美の世界 20〉作品を物語として読み解く/金誠民
2020年07月22日 11:48
キツネは王子さまにこう言った。 「とても簡単なことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」(サン=テグジュペリ、「星の王子さま」より) それは学生美術展で…

〈若きアーティストたち 146〉カヤグム奏者/裵尚美さん
2020年07月17日 12:12
カヤグムで奏でる、ありのままの自分/伝統楽器とポップスの融合 朝鮮の伝統楽器であるカヤグムの深くやわらかな音色、透き通る伸びやかな歌声で全く新しいサウンドを紡ぎだす― カヤグム、ボーカル、パーカッショ…

〈学美の世界 19〉喜び、発見、感動、驚き、探求…/成明美
2020年06月29日 10:20
異国の地で長い足跡をたどってきた在日コリアン。 幾重もの艱難辛苦を乗り越えいつの時代もたくましく生きてきた在日コリアンの〝今〟を一番リアルに伝え感じさせてくれるのは学生美術展を彩る子どもたちの作品では…