平壌に日本料理専門店がオープン/料理人・藤本氏「日朝関係改善に寄与したい」
2017年02月28日 16:13 共和国国産天然魚の寿司、ラーメンなどを提供
【平壌発=金志永、金宥羅】平壌の中区域に日本の料理人が腕をふるう個性的な食堂がオープンした。楽園百貨店の別棟4階にある平壌ラーメン屋(평양라면집)。この食堂では、カウンター席で本格的な寿司も味わえる。
寿司を握るのは藤本健二氏。平壌に日本料理店を開いた動機について藤本氏は「日本と朝鮮の関係改善と国交正常化に寄与するためだ」と語る。
「日朝間には様々な問題があるが、いつかはわだかまりを解いて手をつなぐ日が必ず来る。朝鮮の人も日本の人も同じ料理を味わい、共に楽しむ。そんな料理店にしていきたい」
平壌ラーメン屋には、60人を収容する大広間と4つの個室がある。メインメニューのラーメンは醤油、キムチ、辛いラーメンの3種類。その他、寿司や刺身、おでんやもつ煮込みなどがある。