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朝鮮外務省、「核問題を全面的に再検討」

2012年07月24日 14:53 朝鮮半島

朝鮮外務省スポークスマンが20日、声明を発表し、「核問題を全面的に再検討」せざるを得なくなったと言及した。

声明は、南の情報機関の指令を受けて北側の銅像と大記念碑を破壊しようとした越南逃走者が逮捕されたことと関連したもの。逮捕者の陳述を通じて、このテロ事件に米国が深く介入したことが明らかになったと主張し、米国の対朝鮮敵視政策が「きわめて無分別な段階に入った」と指摘。これらの行為は「武力侵攻に劣らない戦争行為」だと強調した。

朝米間では2000年10月12日の共同コミュニケで、米国は朝鮮に対して敵対意思がないと宣言され、また6者会談の2005年9月19日の共同声明では、両国が相互の自主権を尊重し平和的に共存することが明記されている。

声明は、米国がこれらの基本条項を「丸ごとひっくり返した」ことを実証していると指摘しながら、「米国の政策は過去も、現在も少しも変わらなかったということを示している」と主張。「米国の旧態依然とした対朝鮮敵視政策」により、朝鮮半島の緊張状態が激化され、「非核化もさらに遼遠」になったと言及した。

そのうえで、米国の対朝鮮敵視政策が「先に根源的に一掃」されなくては、朝鮮半島の恒久的な平和と安定を保障する問題が解決されないと指摘した。

(朝鮮新報)

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