第16回「朝鮮大学校同窓会奨励賞」授賞式
2016年12月01日 16:11 民族教育映画「蒼のシンフォニー」朴英二監督が授賞
第16回「朝鮮大学校同窓会奨励賞」授賞式が11月26日、朝大記念館講堂で開かれ、張炳泰学長と朝大同窓会の洪南基会長、同窓会役員、教職員、学生など約70人が参加した。
今回授賞に輝いたのは映画監督の朴英二さん(写真中央、政治経済学部39期)。代表作「蒼のシンフォニー」は、日本はじめ米国、南朝鮮でも上映され高く評価されている。2014年茨城初中高の高級部生徒たちの祖国訪問を追ったドキュメンタリー映画は、朝鮮の素顔や在日朝鮮人の民族教育の実情を伝えるうえで大きな役割を果たしている。
授賞式では、洪南基会長から朴英二監督に盾と副賞が手渡された。
朴監督は受賞の喜びを語り「映画は一人での力で作られるものではない。朝大政経学部の同窓生はじめ多くの人々の後援と応援はもとより、たくさんの映画ファンの観覧によって支えられている。個人の力で難しいだろうと思えることでも、決して諦めず、時に同級生の支援を受けながら最後まで粘ること、そうすることによって夢は叶えることができる。学生のみなさんとも力を合わせて一歩ずつ一緒に未来を切り開いていこう」とよびかけた。
授賞式に続き、朝大講堂で「蒼のシンフォニー」特別上映会と監督、出演者によるトークイベントが開かれた。
(金潤順)