〈第38回コマチュック大会〉悔し涙でつかんだベスト4／西東京第1、13年ぶり

西東京第1は13年ぶりのベスト4入りを果たした。

初日の予選リーグで西播に2-0、広島に5-1で連勝して迎えた2日目、関東地方予選1位の東京第3と対戦。予選のときは4－1で負けた相手に2-0で勝ち、京都には1-1の同点からPK2-1で勝利した。準決勝、3位決定戦はものにできなかったものの、善戦が光った。

本選1部4位となった西東京第1（赤）

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西東京第1は、関東を中心に16チームが参加した3月の大会で準優勝するなど一定の実力は備えていた。しかし大会前まで不調が続いていた。

学校は今年創立70周年を迎え、数々の行事にサッカー部も動員され、東日本地方学生芸術コンクールでは金賞に選ばれるほど歌の練習に打ち込んだ。反面サッカーでは、過去に対等な試合をしていたチームに歯が立たなくなった。練習試合でも惨敗が続いた。選手たちは泣き崩れ、あせり、もがく日々だった。それでも腐らずに一丸となって涙の量を練習量に変えていった。